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仕事の楽しさを考える

こんにちは、こんばんは。治験のいぬです。

皆さんは、医療ドラマで白衣を着て、キラキラ輝く医師や看護師の姿に憧れた経験はありますか。
僕はあります。ナースのお仕事とか、医龍とか…最近だとフラジャイルとか。最近でもないか。

実は、医療現場にはドラマのような華やかなイメージとは違う、
地味だけどやりがいのある仕事がたくさんあるんですね。
これに気付いたのは、お恥ずかしながら、治験コーディネーターになってからでした。

僕はもともと患者さんをチームの一員として治療する側の人間でしたが、
当時は「退院後に患者さんが望む生活を実現してこそ」だと思っていました。
そんな現場仕事から離れ、早数年…。
治験の主役は医師なので、治験コーディネーターは完全な裏方です。
今日は、「治験コーディネーター」の仕事について、楽しいところを3つご紹介します!

新薬開発の舞台裏に潜入!
治験コーディネーターは、まだ世に出ていない新薬の開発に携わる仕事です。
そう言うと華やかですが、実際の業務は書類作成や医師・患者さんのスケジュール管理など、地道な作業がメインです。
でも、新薬が患者さんの役に立つことを考えると、ワクワクするんですよね。
治験コーディネーターは様々な治験を並行して担当しますが、治験途中の解析によって効果が見込めないことが分かった場合、
開発が中止になることも多々あります。製薬企業は慈善事業ではないので、効果があって、安全で、売れるお薬ができないと維持できないので、当然なのですが…。

時には医療機関には開示できない情報を取り扱ったり、「よきにはからう」こともあります。ある種、ヒミツのプロジェクトに関わっているような気分になれるかも。

人とのつながりに心が温まる
治験コーディネーターは、医師や看護師、患者さんなど、さまざまな人と関わる仕事です。 患者さん一人ひとりに寄り添い、不安や疑問を丁寧に解消していくことで、信頼関係を築いていきます。
治験を通して患者さんの病状が改善されたり、感謝の言葉をいただいたりしたときは、何物にも代え難い喜びを感じることができます。
僕だけかもしれませんが、医療機関の皆さんのやさしさに助けられていることが多いです。

医療知識が自然と身につく
治験コーディネーターは医療関係の資格を持っていなくても従事することができる仕事です。この仕事を通して、医療に関する知識が自然と身につきます。 医師と会話する仕事なので、自分から進んで勉強する必要もありますが、病気のこと、薬のこと、治験のことなど…。
最初は難しく感じるかもしれませんが、勉強していくうちにどんどん理解が深まっていくはずです。
医療関係のニュースをより深く楽しめるようになるだけでなく、健康意識も高まるかもしれません。

まとめると…
地味なイメージのある治験コーディネーターの仕事ですが、実は楽しいポイントがたくさんあります。人によって「これが好き」は違いますが、そのどれもが役に立つ懐の深さがあります。
ちなみに、僕は整理整頓や片付けが好きなので、限られた医療機関のスペースに治験の資材をぴったり収納できた時には、嬉しいと思ったりしています。

人とのつながりを大切にしながら、医療の進歩に貢献できる仕事は、とてもやりがいがあります。 医療に興味がある方、人の役に立つ仕事がしたい方、新しいことに挑戦したい方におすすめですね。

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