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古の女児

私は可愛いものが大好きなアラサー。自分が好きなものを身に付けたり使ったりしていると、とても良い気分になる。きっとみんなもそうなんじゃないかなと思う。私の場合、いっそのこと可愛いものになりたいとすら思うこともある。だから私は、自分のことを"古の女児"だと思っている。

こういうのとか

こういうのとか

こういうのとか大好き。
大抵は自分で買うけど、たまに貰ったりする。

これは今年の誕生日に貰った。可愛い。

TPOに合わせることは大事。だけど、可能な範囲で自分の好きなものを身に付けたり使ったりすると、QOLが上がる。ちょっとくらいイラッときても「今日は可愛い洋服着てるし」と思えば、どうと言うことはない。だって好きなものを身に付ければ最強になれるから。少なくとも私はそう。いかに自分の機嫌を取るかが、心の安寧を保つとても重要な鍵になると思っているので、日々そうやって過ごしている。


ロングスカートも好きだけど、デニムのパンツも好き。レザーのライダースが好き、MA-1が好き。ピアスが好き。香水も好き。本が大好き。映画も好き。いつ使うか分からんけど、可愛いシールが好き。クジラの抱き枕がお気に入り。好きなものがたくさんある。ほら、好きなものを思い浮かべるだけで、ピロンピロンとQOLが上がる音がする。身に付ければ最強の自分になれる。

ここまで言っているけど、ずっとこうだった訳じゃない。そう思えるようになったのは、ここ1.2年くらいのこと。以前、娘が保育園を卒園した話を書いた。それを読んで下さった方はお分かりだと思うが、私は離婚歴がある。だから、一人親でも娘を立派に育て、社会へ送り出さなくてはいけないと、自分のことは顧みずにやってきた。当時はこれで良いと思っていた。

ある時、多忙過ぎて殺伐とした気持ちになってしまったことがあった。ふと鏡を見ると、とっっっても疲れた顔をした私が映っていた。これはヤバいと思った。QOLのQの字もない。超ブサイク。ヤバすぎる。このままでは自分の気持ちまで、もっと殺伐としてしまう。私がこんな感じでは、娘にもいい影響がいかない…さて、どうするか。私は考えた。

とりあえず好きなことをしたり、好きなものを身に付ければ、少しは楽しい気分になるのでは?と思い至った。

仕事を頑張ったご褒美に、欲しかったピアスを買った。休日の娘とのお出掛けに着て行く、新しい洋服を買った。映画を観に行った。娘と美味しいものを食べた。カフェでゆっくり本を読んだ。そうこうしているうちに、段々と気持ちが落ち着いてきた。鏡に映った顔も、柔らかくなっていった。


がむしゃらに頑張ることだけが全てじゃない。それまでは息抜きをすることに対して、何となく罪悪感があった。「娘に寂しい思いをさせているのに自分が楽しむなんて」と、思っていた。好きなものを我慢することが自分への罰だと思っていた。だけど本当はそうじゃなくて、たまに息抜きをすることで、もっとしっかり娘に向き合うことが出来る。私の不機嫌や疲れは私の事情で、自分で折り合いを付けるべきこと。それは娘には関係ない。自分の機嫌は、自分で取る。私の心の安寧は、私が保つ。私の平和は、私が守る。


私はこれからも、好きなものを大切にし、古の女児として可愛いものを愛で続ける。QOLを上げ、明日への活力にするために。因みに今欲しい可愛いものは、ステラ・ルーちゃんのぬいぐるみキーホルダー。原付の鍵に付けたい。絶対に可愛いよ。


※最後に、私が「お黙りあそばせ!!!」と思った時とか、傷付いた時に読む、聖書的な本を紹介する。男性が読んでも面白いと思う。自分の大切にしたいことを、大切にしていいのだと教えてくれる本。

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