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αの話し(ボス?リーダー?α?)

おはようございます。

タカシです。

ほぼ毎日更新を目指していましたが、「もうパソコン嫌!!」ってなってチラシ用の絵ばっかり描いていました。

あまり可愛い絵が得意ではないのでラクガキをしまくり、「これだ!!」という絵を探りパターン化する作業にはまり込んでいました。

ーαとは(犬の順位付け)ー

僕の友人に説明上手な人がいます。その友人からネットのことを良く教えてもらっています。

最近「チョロ充」という言葉を教えてもらいました。みんなで歩いていて靴紐がほどけた時、待っていてもらえずおいて行かれるような人の事みたいですね。

そういえば大学の時「おみそ」という言葉がはやりました。3人組でよく遊んでいたんですが3人だと2人が盛り上がって1人がはぐれることが多々あります。そんな時「ちょっ!!おみそじゃ~!!」と言って2人の輪に入るのが流行りました。

今度、飲み会で使ってみます。

「あれ?チョロ充じゃ~!!」


脱線しました。


今日は犬の順位付けについて書きたかったのです。

なぜネット用語について書いていたか?

順位付けの話を書くと「ソースどこな?!」と怒ってくる人がいるので。

「ソース」を覚えたので使いたくて。


「犬は完全な縦社会でボスがいる」

「犬の世界にはボスは存在しない」

「そもそも順位付けしない」

この三つは上から順に古い考え方です。

今の流行は「犬は順位付けしないし飼い主がボスになる必要はない」です。

訓練士と呼ばれる人よりも僕らのようなトレーナーと自称する人が主張しやすい流行の理論です。

「○○っていう論文では~」と自分たちの正当性を主張していますが、僕はその論文読んでいません。

きっとそのトレーナーも読んでいません。

都合よく要約されたものを読んでればいいほうですか?

僕は「犬は順位付けする!」と考えています。

これを言うと「ソースどこな?」と言われますが、あくまでも経験則です。

順位付けするしない学術的なことはわかりません。

が、「順位付けする」と考えて接したほうが犬との関係を取りやすいのは経験的にわかります。

ー経験と新説ー

少し本題からそれるので別章として書きます。

僕が犬の勉強をしだした時期は「古い訓練方法」と「新しい訓練方法」がちょうど切り替わる時期でした。

教えてくれる人によっては「そこでリードを引け!!」と言う人や「絶対にリードを引いたらあかん!!」と言う人いろいろな人がいました。

それは一つの手法に固執せずごちゃまぜで勉強することが出来たので良い時期に犬の勉強を始めることが出来たと思います。

トレーナーとして仕事を受けるようになった時は「陽性強化」が流行っていました。

「怒ることはしません!」「ほめて育てます」「僕は新しいことを学んだニュートレーナーです!!」と実力の無い自分を耳障りのいい言葉で着飾ってごまかしていた時期が僕にはあります。

とっても恥ずかしいのですがこの時期に大きな失敗をしており、その失敗がなければまだ着飾ったままだと思います。

経験的には「怒る必要もある」「ほめるだけでどこまで対応できる?」と思っていましたが、流行の言葉を掘り下げて考えることなくいっちょ咬みしただけの僕はその言葉に縛られていました。

大型犬を触らせてもらったとき、僕がリードを持つと大暴れしました。

この時僕はなすがままに振り回されたのです。

まず大前提として怖がりな犬と関係が取れていないのに突然リードをつかんだ僕が悪いということがあります。

そこを無視してもあれぐらいの大型犬に振り回されて問題行動を強めてしまった自分が許せません。

もともとハスキーを飼っていたので大型犬のリードコントロールが出来ないわけではありません。

力の方向を読み上手くいなせて「あれ?」となった瞬間に「カツっ」とリードを引いて気づかせる。

それだけなんです。

それだけが出来なかったのは「怒っちゃダメ」「ほめなきゃ」「リードひいちゃダメ」と着飾った自分に縛られていたからです。

この失敗について思い出すといろいろな意味で泣きそうになります。

僕にとっては1回の失敗ですが、飼い主さんと犬にとってはその1回は大変な失敗です。

あそこで僕が出来ることを自分を持ってしていたら結果は変わったかもしれません。

新しい手法や考え方が出ては消え、流行すたりますが。

トレーナーは犬との1発勝負、一期一会なんです。

自分をしっかり持っていないと不幸な犬を作ってしまいます。

だから僕は自分の経験を信じることにします。


犬は順位付けするんです。


長文乱文にお付き合いいただきありがとうございました。


2019年5月末に出張型ドッグトレーニングスクールを始めました。 犬と飼い主の関係づくりのお手伝いをモットーにやらしてもらっています。 アイコンタクト アイコンタクト とばっかり言う地味なトレーナーです