くせとくさみ
くせがなくて食べやすい。独特のくさみがなくて美味しい。
なんてことをよく耳にしますが、だったら食べなくたっていいんじゃないかなんてことを思います。
そこがなかったら何食ったって同じじゃないかと。
最近の世の中はそんなことばかりなような気もします。
全てがなだらかにのっぺりと特徴のないものばかりになってきている。
ものだけじゃなくて、人だって土地だって社会だって。
全てのくせが、独特のものが、根こそぎ取り除かれている。
全部そぎ落としちゃったつまらない世界になっていやしませんか?
くさみもくせもなくなった板切をずっとしがんでるだけじゃつまらないでしょ。
多様性だなんだと言いながら、全てを受け入れてますよなんて顔して、実のところデコとボコを玄能でトンカントンカン叩いて真っ平にして見ないようにしてるだけじゃないんでしょうかね。
そんなことを思う今日この頃でございます。
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