日本記者クラブでの記者会見から2ヶ月が経ちました

10月6日、日本記者クラブにて【「新型コロナウイルス」 観光再生への道】と題した記者会見に弊社代表小松﨑が登壇させていただきました。
記者会見から早2ヶ月、会見のご報告をnoteでもお伝えします。
会見では主に下記3つのポイントについてお話しをさせていただきました。

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①日本の観光の問題点を解決する訪日インバウンド
日本の観光マーケットでの消費が土日・連休に集中していることから
平日と休日の需要格差が大きいこと、またシニア層が安全への懸念から旅行を控え、その結果更に平日の需要が縮小するという悪循環が起きています。
新型コロナウイルスの発生により、より明確になったこのような日本の観光産業の構造の問題点を解決する鍵の一つが訪日インバウンドであることをお話しいたしました。

②訪日インバウンドの最新動向
弊社が運営する訪日ヘビーリピーターコミュニティ【JAPANCOLLECT(ジャパンコレクト)】で9月28日~10月5日までの間行ったアンケート調査では、
「入国規制さえ解除されればできるだけ早く日本を訪問したい」という回答が多くみられました。合わせて実施したインタビュー調査では
「他の観光客で混雑が予想されるため時期をずらして訪日する」という声もあり、入国制限が解除されれば、一気に訪日インバウンドが日本へ押し寄せる可能性が予測され、それに向けて早めに準備を進めておくべきであることをお話しいたしました。

➂観光再生に向けての準備
日本の観光マーケティングでは主に国内とインバウンドに向けた施策をそれぞれ切り分けて予算取り・実施されている傾向がありますが、インバウンドは国内観光の延長線上にあり、ブランディングや商品造成を国内・インバウンド共通で行うべきであると考えます。
インバウンドに向けた観光コンテンツの磨き上げを行い訪日外国人を呼ぶことで、日本の観光客を呼ぶことにも繋がっていったという祖谷温泉の例をご紹介しました。

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新型コロナウイルスの感染拡大防止の面から会場では
入場人数を制限して会見が行われました。
通常約1時間の会見ですが、当日は、会場にお越しいただいた記者の方々、
ウェブでご視聴いただいていた記者の方々からご質問を多数いただき、
大幅に会見が延長され、大変白熱した質疑応答のお時間となりました。

記者の方々からは、
「JAPANCOLLECTは訪日のヘビーリピーターが集まるコミュニティであり、
日本に関心が高い人が多いと思う。だが、それ以外の訪日外国人が戻るのはいつくらいだと考えるか?」
「コロナ前後でマーケティング手法をどのように変え、観光事業者は何に取り組めば良いのか?」というような、今回の「新型コロナウイルス」 観光再生への道というテーマに関する深い質問をいただきました。

さらに、「香港に中国が介入し、自治を統一する動きがあるが、
それは日本への旅行に影響を与えるのか?」といった、
香港情勢への高い関心が伺えるご質問もいただきました。
質問への回答、実際の会見の様子は動画にてご覧いただけます。

以下の日本記者クラブ公式WEBサイトにある「YouTube会見動画」をクリックください。
https://www.jnpc.or.jp/archive/conferences/35710/report

また、日本記者クラブでの記者会見の様子を週刊観光経済新聞様にコンパクトにまとめていただいた記事はこちらです。
【訪日リピーター、「入国規制が解除されたらすぐにでも日本へ行きたい」が約半数】
https://wp.me/p85xHW-v5b

日本の観光マーケットの一日も早い回復へ貢献できるよう、
引き続き調査・考察に取り組んでいく所存でございます。

日本記者クラブ様、この度は、大変貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。


(イントゥスタッフ 伊藤)

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