写真を自宅プリントするということ

外注するとそれなりにお金がかかる写真プリント。。。
3月の展示、οの感染拡大でできるかどうか、危ぶまれていることもあり、自宅プリントで作品ができないか、と悪戦苦闘することにしました。
インターネットという優秀な武器があるので、それなりにできるでしょう、と思っていたところ、なかなかどうして。大変だったので、日記がてらここにnoteしておきます。
(気が向いたら、後で写真を足そうと思います。)

私が使っているプリンタは EW-M873T です。
おととし、おうち時間が増えることを予感し、10年以上愛用していたプリンタの買い替えを決意。
機種も、迷いに迷いました。
決め手はプリントできる紙の厚さでした。
一般的なプリンターは0.3mmくらいまでで、少し高級な写真用紙は印刷できないものが多い。
用紙サイズ的には家ならA4までで十分でしょう、という事でM873Tに決めました。

今回、2Lをいくつかプリントしようとして、Epson Photo+でチャレンジ
簡単に余白サイズなども決められて、感覚的に使えます。
何mm、何cmなど正確な設計書がなくても感覚で作成可能。(私向き)

私は失敗からしか学べない

私はなんでもやってみてAdjustするタイプです。
今、私の目の前には3枚の失敗作と1枚の汚れたバライタ紙があります。。。。泣
意外と高額な授業料である。。。
ええ、人柱ですよ。でも印刷のTry&Errorの事例なんてあんまりネットにもないんですもん。
検索かけるたびに、有料でプリンターのサポートするよという広告ばかり。絶対踏まないぞ!!

失敗その1


紙にダメージがぁ


さっそく位置がおかしい。感覚で余白を設定していたため、失敗。
そして給紙方法によるダメージと汚れが付く。
(このプリンター、たまに黒インクの汚れが現れる。。。過去になにか失敗しているのかもしれない。。。)
写真の色合いは深すぎたので、少し調整
紙はピクトリコのソフトグロスペーパーです。
適度に厚みもあって、ちゃんと印刷できさえすれば、展示してもよいかも
作品は、自動給紙でなく、手差しで印刷するべき


その後、作品の色合いを調整し手差し印刷をし、やっと普通に印刷できました。
しっかりしていて好きな質感です。

失敗その2

CANSONのサテンバライタ ピュアホワイト に挑戦
サイトを見ましたが、EPSONで何用紙で設定すべきか、記載がない。。。
そして、染料インクは推奨せず、顔料を強くお勧めする、と記載がある。
あ、私のプリンタ対象外だ💦
なるほど。

なら、やってみるしかないか。
という事で、前と同じ設定。
写真用紙できれい印刷

スマホ写真では縦筋見えないですね。。。汚れもありました。

あれ?縦筋が入っている、うむ。。。
Google先生に聞いてみると、縦筋が出るのは、
1.ノズルヘッドの詰まり
2.用紙設定の誤り
3.故障
の大体三つらしい

一つづつ潰すしかないか。
1.ノズルチェック!
このプリンタでノズルチェック、何十回やったかな。(まだ半年くらいしか経っていないのですが)
試す。


あ、詰まってる

え、シアンつまってるやん。。。それはまずい。クリーニングを実施して1.をクリア。

2.用紙の確認
だってCANSONのサイトに載ってないし。。。EPSON側で近い情報を探してみよう←先にやるべき

ありました。。。別のブランドのものですが、バライタならまぁ同じでしょう。
https://www.epson.jp/katsuyou/photo/taiken/report/7th/pdf/epson_paper.pdf

そうなんだ。クリスピアってやつね。ふむふむ
設定してみると、なんと、標準、きれいの後に

最高画質

というのがあるではないですか。
なんてパワーワード。。。

それではお試し。
手差しで最高画質の印刷!


おおお、縦筋が消えてきれいなグラデーションが。
あれ?でも、余白にロールの跡とイメージ面にも1か所なにやら不思議な跡が。。。。
これは、どこかで見たことがある気がする。

紙にダメージ
真ん中にうっすらダメージ(見えないか。。。)


紙が厚すぎるのか?????
でも手差し給紙してるしなぁ。。。1.2mmまで印刷できるはずだぞ、このプリンタ。おかしい。

ここでやっと製品説明を読んでみる。

どうやら、手差しストレートというのが厚紙に対応しているらしい。
なるほど。(と言ってもバライタってそこまで厚紙ではないはず。。。)

失敗その3

手差しストレート。。。さてさて、今のプリンタは狭いスペースに閉じ込めている。
まずをプリンター殿のスペースを空けるために、周りにある荷物をどけて。。。(床に下ろすだけ)
背面を見る。


背面?どこから?差すの??つるつるだよ。背面。

ここからが長かった。。。
EpsonのWEBで説明書を読むも、厚いのは手差しストレートで印刷してね、てへ、と書いてあるだけで、それ以外の情報がない。
手差しストレートって何よ、どうやるのよ?!?!
読み進むと、どうやら手差しユニット、という物を使うらしい。
え?だって背面カバーの開け方さえ分からないのに、何か部品あったかなぁ????
と、しまい込んでいた説明書(紙)を探すために家探し。


見つけた!!!
すると、手差しストレートの給紙方法はなんと動画での解説がある!!
https://youtu.be/VYHbR5I9uPQ

ちなみに、EPSON+873T+手差しストレート+動画 で検索をかけても上記は出てこないので、チャンネル登録などをする必要があるのでしょう。。。

動画に従い、背面カバーを開け、ユニットを取り付けます。
すると。。。。用紙ガイドがミニマムサイズが2Lに対応していない。
嫌な予感がしてきました。
それでも、用紙が吸い込まれればどうにかなるのかな?
といういつまでもお気楽な私。
印刷ボタン、慎重に位置を合わせて、ボタンを押す。
お、吸い込まれた!
速攻、吐き出された!
しかも、


汚れてるやん


手差しストレートは2Lは対応していないようでした。
あぁ、大変。

印刷はやっぱりプロに頼むに限るかしら???(笑)
休日を半日つぶして学んだこと。


作品プリントは難しい。

こんな感じですが、3月の展示を実施すれば、その場で作品販売をします。お安めに出しますので、気に入った子がいたら是非、おうちに連れて帰ってくださいませ。



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