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#7「本を読んで新鮮さがなくなった話」


はじめに


12月にNOTE2本挙げたいなんて言いながら月半ば。
相変わらず時間はあるようで全くありません。

今回は短めに書きます。
この半年だいぶ没頭した読書について。

元々考えたかった進歩恐怖症についてはまたいつか。。。


読書にハマったきっかけ

消極的な暇潰し


本を読むという自己完結の行為ながら、大いに人に影響されてハマりました。
7月頃に少し時間がありつつ、既存の趣味のマンネリ化が続いていた時にVoicyのブームとインスタで見ていたYさん、Sさんの影響をモロに受けたり、おてつたびで出会ったKさんの話を聞いて「雑学を得る手段・話を合わせる手段」として読書を選択しました。

元々読書は嫌いではないものの、進んで読む気にならない、時間の無駄という感覚がありました。
しかし、読んでみると今まで読書と全く違う感覚と経験に触れたことは2023年ハイライトの1つです。

6ヶ月で55冊

正直びっくりですねー。こんな読んでると思わなかった。
1年間で300冊読む方とかも数多いるので比較すればペーペーですが、それまで年間数冊の人間がこれだけ読んだのは奇跡だと思います。

「チーズはどこへ消えた」のようにかなり薄い本もいくつかあったとは言え、こんな読めるのは想定外でした。
一方で、その時の目標として「年度内に100冊」という目標を立てた傲慢さにも呆れます。無理やて。

飽きた、ではなく新鮮さがなくなった

紙へのマンネリ化

本当にどうしようもないです。
本をめくる感覚が日常になると、そこへの楽しさが薄れてくるんですよね。
しょーもないけど、自分にとっては結構大きな感覚だった気がします。

幾らユートピアが目の前にあっても、それが日常になればマンネリ化するように新しい本を前にしても新鮮さは損なわれてきました。
そのマンネリ化は読むページの減少に直結してきました。
あとは冬だとページがめくりにくい。結構コレ大きいと思います。

電子書籍にすれば良い、とも思うんですけど自分には全く感覚が合わず断念しました。5年後くらいにまたチャレンジします。

他の人との交流増加

これも仕方ない、むしろありがたいことです。
やっぱり就活の時期とかコロナ禍だと人と沢山話す機会があまりなかったり、それ以上に新たな人脈開拓が難しく、その分の栄養補給を本に頼っていました。

一方で夏以降、久々に会う人・新しい人と会うことで新鮮な英気を得るにつれて、徐々に自分のキャパが埋まっていきました。そうすると、読書は優先的に切られるようになり、本を通じて新しい知見に触れても新鮮さは薄れていきました。

読書のこれが良い、一選

読書から自分はどんな影響を受けたか、です。
「人生のモチベーションが上がった」これに尽きます。

人生のモチベーションというのも勝手な自分の造語ですが人生のワクワク感、やる気、元気みたいなものだと思ってもらえれば良いです。

この1年で自分自身がポジティブ人間になった要因の40%くらいは本が占めていると思います。
本を通じて満足感、知見、考え方など知ることは出来ますが、結局それらの情報の多くは忘れたり捨てるものです。

一方で、広く浅く触れることで会話や趣味、考え方の基盤となる守備範囲が驚くほど広がりました。
何かを行う上でのモチベーション向上、フットワークの軽さは読書を通して大幅に向上しました。
具体的な知識よりも、全体を網羅するマインドを学んだという方が正しい気もします。

最近では読書から人、というきっかけの手段は変わりましたが、新たな情報に対してアグレッシブに掴みに行く感覚は間違いなく読書で得ました。
それだけで半年本を読んだ価値があります。

おわりに

読書はこれからも続けます。
ただ、人生においてこの半年ほど本を読むモチベーションの高い期間はもう来ないと思います。
12月に入ってこれまでとは感覚が変わってきたので記録として1本残しておこうと思います。

これだけ本を読んでも、机に向かって本を読んだことがほぼ無いのも読書に素晴らしいところだと思います。電車移動、旅行との相性良きです。
また、旅先で本を買うと特別な愛着が湧くのも素敵なところだと思います。

2023年振り返りnoteでお会いしましょう。

おまけ:2023年の7選

  1. 傲慢と善良 辻村深月

  2. 太陽の坐る場所 辻村深月

  3. 正欲 朝井リョウ

  4. 流浪の月 凪浪の月

  5. 運転者 喜多川泰

  6. ネガティブ思考こそ最高のスキル オリバー・バークマン

  7. ぼくたちは習慣で、できている 佐々木典士




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