見出し画像

脳を自動化せよ!ただし取り扱い注意!

みなさんは、RASという脳の機能を知ってますか。

日本語では、網様体賦活系(もうようたいふかつけい)と呼ばれています。

起業塾とかコーチングを少しでもかじった方だったら、分かるかもしれません。

夢とか目標を実現するのに、とても役立つんです。

たとえば、身の回りにある黄色いものを見つけてくださいって言われたら、急に黄色いものが見え始めませんか?

いままで全然気にかけてなかったのに。

女性なら、妊娠するとお腹の大きな女性が急に目につくようになったりしますよね。

あることに関心を持つと、急にそれに関する情報が脳に入ってくる。

それがRASの機能なんです。

とはいっても、あることに関心を持てば自分でネットとかで探すのは当然。

そりゃ、歩きながらでもそのこと考えてれば、探してる情報が目に入ってくるのは当たり前でしょ。

ぼくはそう思ってた。

でも最近あった出来事から、このRASというのを使えれば、脳が勝手に働いてくれる。

意識してなくても、スッと頭に入ってくる。

そう実感したので、ぜひみなさんにもこの機能を使ってほしい!

そして、夢とか目標を軽々と実現してほしいと思って、今回記事にしてみました。

突然ですが、ぼくはインスタで名言に関する投稿をしています。

この言葉を読めば、逆境を乗り越える役に立つ、そんな名言を集めて発信してます。

そんな投稿を始めてから、名言を探すようになった。

ネットで検索したり、本を読んだり、音楽とかドラマとかを見て名言を探して投稿してきた。

探すときはもちろん、

「こんな言葉ないかな?」

と、意識して探してきた。

ところがある日、ドラマを見ていてこんなことがあった。

「なんかいい言葉あるかなぁ?」

と思いながら、その日も見ていた。

といっても、頑張って意識的に名言を探そうとはしてなくて、このドラマ面白いなって思いの方が強かった。

そして、主人公が何か言葉を発し始めるのと本当に同時のタイミングで、ぼくの脳が勝手にその言葉を読み取り始めたのだった。

読み取り始めたら、その言葉が終わるまで集中力が凄かった。

例えるなら、脳というテープにその言葉を勝手に自動的に録音した、そんな感じだった。

「これはスゴい!」

「録音」が終わってから、そう感じずにはいられなかった。

だって、ぼくが探してる言葉が出るかどうかも分からない。

出たとしても聞き流す可能性もかなりある。

それなのに、言葉が出てきた瞬間に脳が反応したのだ。

もう反応というか、何十年と会ってない友人にバッタリ会った、そんな感じだった。

そんな経験をして、RASという脳の機能の大事さが身に沁みて分かった。

この機能を使えれば、自分の探してる情報を探すのを、脳も一緒になって手伝ってくれる。

しかもスピリチュアル的に言うと、引き寄せみたいなものもありそうだ。

「こんなことが活用できたら最高じゃん!」

そう思ったのだった。

ただし、このRASという機能、調べてみると良くない方向にも使えてしまうらしい。

それも、日々夢や目標のない生活をしている人には要注意だ。

自分の関心のある情報を自動的に収集するというRASの機能。

関心のあるというのは、意識していようが無意識だろうが関係ない。

だから恐れるべきなのは、無意識に集めてくる情報だ。

たとえば、自分の嫌なこととか避けたいことの情報も勝手に集めてくる。

みなさんも、嫌な人とか上司などの声や仕草って頭に残りませんか?

どんなに遠くで話してても、なぜか耳に入ってきませんか?

そう、それがRASの機能なんです。

必ずしも肯定的なものだけ集めてきてくれるわけじゃない。

それが注意点。

しかも、嫌なこととか避けたいことほど自分の頭に強烈にこびりつく。

だれかに理不尽に怒られたことの方が、誉められたことよりも頭に残りませんか?

だから、意識的に肯定的に考えていないと、人は自然に無意識にネガティブな方向へと考えてしまう。

もちろんネガティブに考えることが悪いことではないけれども、自然に任せていたらずっとその考えのループにはまってしまう。

そして、落ち込みやすくなったり、うつっぽくなったり、考え方が暗くなったりしてしまう。

もし、夢や目標があるのなら、それを達成するために脳が働いてくれる。

だから、ネガティブな思考のループにはまったとしても、達成する方法をどこかで探し始め、抜け出せる。

でも、そういったものがない場合、ネガティブループを断ち切るきっかけがない。

そういうときは、意識的に肯定的に考える時間をつくるしかない。

「あの嫌な出来事は、きっと成長するチャンスを与えられてるんだ」

「あの上司が自分に怒ったのは、自分への期待が大きいからだったのかな。期待してなければ何も言わないよね」

そう思えば、今度は脳が肯定的な情報を集めてきてくれる。

「そういえば、あの出来事があったから今まで気づけなかったことに気がつけたんだよなぁ」

「そういえばあの上司、忙しいのに時間とって叱ってくれてる。口調は激しいけど、なんだかんだ教えてくれてる」

今まで気がつかなかったことに気づくようになる。

それがネガティブループを抜け出すきっかけになるのだ。

RASという脳の機能は、毒にも薬にもなる。

自分にとってプラスになるように、うまく利用していきたいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?