喉?口じゃないの??
今日は英語学習本をご紹介します。
タイトルは、『英語喉』50のメソッド、発音にフォーカスした本です。
英語コーチを始めてから英語の学習本を色々見て、素晴らしい本もたくさん拝見してきましたが、これはまたスゴイ本です。
だって、
2007年という今から15年前もの昔に発売されているのに、2020年でもまだ増刷されてて今や第19刷発行ですよ?うちの息子と同い年やん?笑笑
おまけに今でも英語発音部門でAmazon15位!!(今日の時点で検索)
この結果を見ると、正直モンスター級のロングセラーです。
今まで全然知りませんでしたが、TwitterかAmazonのブックレビューか何かで見て興味本位で買ってみてビックリ!発音に関して目からウロコが落ちる思いでした。
簡単に内容を紹介してみると、
・日本語の発音は声帯を響かせはするけど「口」発音が基本であるのに対し、英語は「喉」発音である
・口や舌の動きを「おおげさに」表現すると似た音は出るが決してネイティブ音にはならない
・日本語のリズムは2ビート、英語のリズムは3ビート
となります。
本の内容は英語の音声要素を喉にフォーカスした形で順番にやっていく、という実践型の本です。なんせ発音ですから、自分で口に出していかないと習得はできませんからね。
英語の「音」が分かればリスニング力が伸びる、そしてスピーキングでも自然な発声ができる、というのは私も同感なところです。
著者の上川一秋氏は以下の個人サイトから情報を発信したり、英語喉などのプログラムを発信してらっしゃるようですよ。
本にはCDが2枚付いているので自習できる教材となっていますが、なかなか自分では、、、という方は、映像教材を合わせて購入してみるのもよいかもしれません。
あと最近Voicyで毎日発信してるのも見つけました。
CDの音声吹き込みも担当している奥様のジーナさんと著者が対話する形ですが、日本語と比較しての英語表現など色々面白いコンテンツがあるので、聞き流し教材としてもよいですね。
私も時間のあるときに聞かせてもらっています。
本当に日本語ネイティブな発音とは思えないアメリカ英語発音ですごいですよ、とてもナチュラルな感じです。自分はアメリカ英語よりイギリス英語の方が得意なので、勉強させていただいています。
私は帰国子女でもないし、英語を始めたのは普通に中学生から。いわゆる純ジャパで英語のプロやっておりますが、発音、という点では、まったく自信はありません。
ただ、この『英語喉』を読んでひとつ納得したことがありました。
イントロダクションにこういう一文があります:
「喉を使うと、どんな音でもうまくまねることができるのです。言語だけでなく、犬の鳴き声や自動車のエンジン音など、喉を使えば、どんな音でもうまくまねすることができます」
そうなんです!
私、これは自信をもって言えますが、猫の鳴き真似名人なんですよ。
小さい時に祖母の家の猫のみーちゃんと鳴きまねっこをしていたら、猫が2匹いると思われていたそうでして……今でも街中で猫を見かけると、「あぉ〜ん!」と鳴きまねをしてビビらせています。いえ、ビビらせるつもりはないのですが、猫の方がよその猫がいると思って、警戒するんですよ。
だから英語の発音がよい、とは言えませんが、自然と喉を使う発声を覚えていたようです。
この『英語喉』という他の発音の本とは一線を画した学習本、機会があればお手にとってみてくださいね。
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