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生き物の進化がいちばん面白いストーリーだ 〜『進化のからくり』〜 【新書チャレンジ3】

新書チャレンジ2日目の2冊目です。
実はこの本、先日までトイレ文庫として2Fのトイレに置いていた本ですが、内容があまりにも面白くてトイレに居座って読みふけってしまいました。

中身はそもそもは難解なところもあるはずです。カタツムリの研究から進化について研究を続ける世界最先端の科学者の研究内容が書いてあるのですから。ところが不思議にスラスラ読めてしまう。恐ろしいほどの読みやすさ。そしてワクワクするようなストーリー展開。

これが「事実は小説より奇なり」ということなのか?

ガラパゴス諸島のダーウィンフィンチの進化に驚き、ヒメリンゴマイマイのジェレミーの運命にホロリときた後は、カワニナ(貝の一種)の研究や小笠原諸島のカタツムリの生態調査に息をのむ。今まで読んでことのあるサイエンス本の中ではピカイチで読みやすい。

「野生の王国」にはじまり、今は「ダーウィンが来た」まで続く、動物や自然についてのテレビ番組が子どもの頃から大好きだった私にとって、目の前にまた新たな地平線が浮かぶんでくるような本でした。

最近の講談社ブルーバックス、興味をそそるタイトルが多すぎます!
東洋医学についてのNHKスペシャルを作ったディレクターが共著で書いた『東洋医学はなぜ効くのか』もよかったし、他にも未読タイトルがいくつかあるので、新書チャレンジ中に読破したいと思います。

東洋医学の本はコチラ↓↓↓

余談ですが、みなさんは本を読むとき、しおりって使いますか?
本に付属だったりすることもありますが、どちらかといえばない本の方が多いですよね?

この講談社ブルーバックス、付属のしおりは柔らかい紙でできており、大変使いやすかったです。

よく曲がる柔らかい紙でできている

しおりは固い紙がほとんどですが、本の最初と最後の方のページを読んでいるとき、しおりが固いと本の前後に挟んだまま読もうとすると、ページがめくれ上がって読みにくいんですよ。で、どこか本から出しておいて、そのしおりもどこかにいってしまったりして……ところがこれだけ柔らかいと開いたページに沿ってくれるので本に挟んでおいても問題ない。

地味にこれはいい考えだ、と思いました。


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