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自分を後回しにしていいことなんて何もない〜『またうっかり、自分を後回しにするところだった』〜【9月実用書チャレンジ3】

今日は本棚の「興味があるからすぐ読みたい」棚で数ヶ月塩漬けになっていた中村天風の教えを書いた本を取り上げます。

明治の時代から政財界の大物にも影響を与え、今の令和の時代にも教えを噛みしめるひとが多いという中村天風の本、実はわたくし、最近までそんなによく知りませんでした。名前、聞いたことがあるね、というぐらいで。だけど、文庫版の本がもう何年も積読になっていたことに気が付きました。

何か引っかかるものがその時あって、買っておいたのでしょう。

今回のこの本は、その「天風さん」の教えを現代の自己啓発書的な仕立てに焼き直してあるので、とても読みやすかったです。『運命を拓く』の方はなんだか桜沢如一の本を読んでいるような感じでした。桜沢如一氏はマクロビオティックを哲学として打ち出し、「食養」という概念に大きな影響をもたらした人物です。マクロビオティックの食事について、むかし、相当学んだことがあったので、類似性を強く感じました。

あ、中身は全然違いますけどね。

あとは寝ることについて、こうありました。

「寝床は考え床じゃないんだよ」

寝るときは寝る、その静があってこそ日中に目一杯働けるということでもあり、そのために寝るときはくよくよせずにきちんと休むべし、ということだと理解しました。睡眠は自分も大きなテーマになっています。天風さんの教えでは心を大事にしますが、身体を休めることだけではなく、心を休めるためにも充実した睡眠が必要ですね。最近、やっと夜も涼しくなってきたので秋の夜長に向けて充実した睡眠を心がけたいですね。どうしても夜ふかしの傾向がある自分です。年齢も考えてここは本当にもっと改善せねばなりません。

人間生きていれば、誰だって弱気になる局面はあります。強気になんてなれない、という気質の人もいるかもしれません。何かうまくいかない、引っかかるというようなことがあるときにはこの本を読んでみるとどこかに現状脱出のカギが見つかるかもしれません。

「生きてるんだぜ、息が絶えないかぎりは」

養蜂を教えてくれた先生と亡くなる数ヶ月前にお会いしたときに「大丈夫。死ぬまでは元気に生きとる」とおっしゃっていたことを思い出しました。

死を迎えるときに後悔しない選択を常にしていきたいですね。まあ、間違ったら間違ったで、笑い飛ばしちゃいますけど。

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