建築主のための省エネ基準その3

省エネ基準に適合しているか否かの判断は、最終的には建築主のための省エネ基準その2で示した一次エネルギー消費量計算結果で判定しますが、実は、この一次エネルギー消費量計算結果の中に、もう一つ、いやもう二つ省エネ基準の数値が隠れているんです。

それが、as a matter of fact, 外皮平均熱貫流率UAと冷房期の平均日射熱取得率ηACなのです。一次エネルギー消費量計算結果では、外皮という項目の中に明記されています。

これらは、外皮基準とよばれ、住宅の建設地(市区町村)によって地域区分ごとの基準値が決められています。建築主のための省エネ基準その2の例では、地域の区分が6地域となっていますので、外皮平均熱貫流率UAの基準値は0.87、冷房期の平均日射熱取得率ηACは2.8となります。

いずれの数値も基準値以下であれば省エネ基準に適合となりますので、建築主のための省エネ基準その2の例は外皮基準もクリアとなり、すべての省エネ基準に適合という判定になります。

200604_改正建築物省エネ法_20191127版_R1shoukiboshousaisetumeikai 29


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