建築主のための省エネ基準その8-2

窓についてもう少し詳しく見ていきましょう。窓については、断熱性能と日射遮蔽性能という二つの性能を確認する必要があるというお話をしました。

窓は、建具と呼ばれる枠や障子の部分と障子にはめ込まれたガラス部分から構成されています。

建具には、金属(アルミニウム)製、樹脂(プラスチック)製、木製などがあり、それぞれの素材の断熱性能は、断熱材と同様に材料の熱伝導率で決まってきます。金属製の建具は熱を伝えやすいので、木やプラスチックといった比較的熱を伝えにくい材料と組み合わせたものもあります。

ガラスについては、近年複層ガラスという2枚のガラスの間に乾燥空気などを封入して断熱性能を高めたものが広く使われています。複層ガラスにはいろいろな種類があり、日射遮蔽性能の高いものもあります。地域の区分によって必要十分な断熱性能・日射遮蔽性能をもった窓を選択することが重要ですね。

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