建築主のための省エネ基準その4

今回の建築物省エネ法の改正では、地域区分の見直しが行われました。最新の外気温等を各地域の標高の影響を加味して補正したデータを基にしたものですが、建築主の方は、設計している住宅の建設地によって地域の区分が決まり、地域の区分によって省エネ基準の基準値が異なっているということを知っておいていただければ十分だと思います。

BEIという見慣れない指標が出てきましたので、少し触れておきます。実は、建築主のための省エネ基準その2の一次エネルギー消費量計算結果の中で、判定の下の欄に登場していました。

BEIは、一次エネルギー消費性能と呼ばれ、主に省エネ基準よりも省エネルギー性能の高い住宅の評価に使われています。その1での述べたように、大切なのは設計している住宅がどの程度の省エネルギー性能を持っているかということです。省エネ基準に適合していない場合は、省エネルギー性能を確保するための措置を建築士の方から説明していただきますが、省エネ基準への適合がゴールではありませんから、もっと上の性能を目指していただいてもいいんです。

200604_改正建築物省エネ法_20191127版_R1shoukiboshousaisetumeikai 30


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