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インターに受かりやすい人はどんな人?

こんにちは、インター受験カウンセラーの中島です。

この記事では、インターナショナルスクールに受かりやすい人がどんな人か書いていきたいと思います。

インターナショナルスクールは、日本にありながら外国のカリキュラムを英語で学べる学校であり、近年我が子をグローバル人材に育てたい保護者から非常に人気が高まっています。
しかも最も人気の老舗インターは少人数制が多く、高校までのエスカレーター校が多いため途中入学のチャンスも少なく、決まって毎年狭き門となっています。

しかし、インターに受かりやすい人、いわゆる優先される人がいるのも確かです。
では、どういった人がインターに入りやすいのでしょうか。

優先度上位はもちろんこの人たち

まず最も優先度が高い人たちは、大使館の子供たちです。
各国の大使館に赴任する人たちの子供は、教育ももちろん赴任のパッケージとして含まれており、子供たちは基本的に老舗インターに通います。
国の仕事で来ているわけですから、大使館や政府とインター側で事前にやり取りがあり、優先的に枠を確保するため定員いっぱいで入れないということはありません。
また、インター側からしても、素性の知れた親であることはもちろん、きちんとした仕事についている人たちですし、学費は国が払うので未払いのリスクもなく、不合格にする理由がありません。
実際、都内の老舗インターには大使館の子供たちが多いです。(ASIJやBSTなどは国の特色が強いので、それ以外の国の大使の子はSeisen、St Marys、ISSH、TISなどに多いです)

次に優先されるEx-pat(エックスパット)

大使館の次に優先されるのは、Ex-patの子供たちです。
皆さんはEx-patという言葉を聞いたことはありますでしょうか。
いわゆる、駐在員のことです。
つまり、会社の事例で日本支社で働くことになった外国人です。
こういった外国からの駐在員は、その会社が日本で暮らす家の家賃や子供の学費を支払っています。
日本の商社で務める人が海外駐在になった際、駐在先の家賃・学費を会社が払うのと同じですね。
仕事の都合で日本に来るわけですから、自国に戻った際に問題なく子供が学校のカリキュラムに戻れるように、日本にいる間も海外のカリキュラムで学ばせたいと思うのは当たり前ですよね。
大使館の子供たちもそうですが、Ex-patの子供たちも大抵の場合日本に住むのは数年と限られているので、インターに入れないと子供たちはかわいそうだと思います。
もちろんアプリケーションの際に、前に通っていた学校の成績表やレコメンデーションレターの提出も必要ですが、よっぽどのことがない限り優先的にインターに入れます。
特に大手外資系企業の場合、毎年Ex-patが何人日本に来るのかという情報を予めインター側に伝えて枠を確保していることもあります。

実は非常に優先されるアルムナイ

アルムナイという言葉をご存じでしょうか。
Alumni、卒業生という意味です。
そのインターを卒業している人の子供や、老舗インターの卒業生の子は、実は非常に受かりやすいです。
ただ、親の名前だけでは気づいてもらえないため、アプリケーション(出願)の際に卒業生である旨を、志望理由などフリー記述の設問で必ず書きましょう。アピールが必要です。
これは実際にあった話ですが、ある老舗インターに出願の問い合わせをした日本人家族が、最初「日本人の出願は受け付けていない」と門前払いを食らいました。ところが、それに対する返信にて親が老舗インターの卒業生であることを書いたところ「出願を受け付けるので進めましょう」という返事が来ました。あまりに綺麗な手のひら返しにびっくりですが、実は日本の有名私立小学校でも卒業生の子は受験に非常に有利なので、同じことがインターにも当てはまるのです。

Ex-patではなくても優先される外国人

Ex-pat(駐在員)でなくとも、日本に住む外国人の子供は優先される傾向にあります。また、外国国籍を持っているハーフ・ミックスの子供なども優先されます。
この場合は、親が学費を払うので、親の仕事もちゃんとした仕事であることが見られます。(アプリケーションの際に会社名・役職などを書きます)
ハーフ・ミックスだとしても日本国籍しかない子もいますが、アプリケーションの際に親のバックグラウンドが外国にあるなどアピールすることで、純日本人よりも入りやすくなります。

純日本人の子供で優先されるのは?

ここまで書いてきた属性の子たちは、だれが見ても優先されると感じられると思います。
では、上記に当てはまらない(そしてほぼ大半の)純日本人の子たちはどうなのでしょうか。
正直なところ、ここからは出願内容や面接などによっての勝負になってしまいます。
ただ、もし出願書類もしっかりアピールできる内容で、面接でも問題同じくらいの出来の子供たちがいた場合、その中でもインター側が「この子には入ってほしい」と思ってもらえる子はどういう子でしょうか。
私の今までの経験上、以下に当てはまると思います。
・親が著名の場合や有名企業の偉い人の場合
 →支払い能力という観点でインター側からしてみれば入ってほしいと思います。特に、学費だけでなくインターではドネーション(寄付)を募るケースも多いため、経済力がある親は入ってほしいと思ってもらえます。自営業であまり知られていない会社だとしても、役職がCEOなどであれば十分アピールにつながると思います。
・親が英語が堪能、グローバルマインドのある場合
 →面接での英語力は非常に見られています。特に、入学後学校とのすべてのコミュニケーションが英語になるため、親が(最低でも片方は)英語ができないと学校側からしてみれば不安でしかありません。ですので、例えば純日本人だとしても、帰国子女や留学経験があったり、外資系企業で働いていたりして、英語が堪能であればインター側は合格を出しやすくなります。
・すでに兄弟が入学している場合
 →シブリング枠(Sibling)という兄弟枠がありますが、上の子がすでに入っている場合は下の子は非常に入りやすくなります。

まとめ

ざっとまとめましたが、やはり外国人(大使館の子、駐在員の子、日本に住む外国人の子)が優先されるのは当然ではありますが、実は卒業生が優先されていたり、純日本人でも親の属性によって優先されるケースがあります。
ポイントは、アプリケーション(出願)で如何にそれをアピールできるかだと思いますので、そこはしっかりと対策しましょう。

出願書類の添削サービスを始め、インター受験のカウンセリングを行っています。今のところ過去に添削させていただいた方々の書類通過率は100%です。初回カウンセリングは無料ですので、ご興味のある方は、以下のお問い合わせフォームよりご連絡ください。



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