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NHK国際放送”アナウンス・テロ”~中国人アナウンサー胡越氏、SNSで日本非難繰り返して中国ネット民から喝采


【画像① 東大大学院在学中から20年以上、日本メディアなどでアナウンサー、ナレーター、司会などの仕事をしてきた胡越氏。NHK国際放送だけではなく、企業制作のPR映像、中国語学習のための番組ナレーションなど手広く仕事をしていて、ここ数年は中国人民解放軍がバックといわれる香港鳳凰衛視(フェニックスTV)の記者も務めていた。7月の都知事選についてのフェニックスTVのニュース番組報道に出ている胡越氏。】




8月19日、「尖閣諸島は中国の領土」「南京虐殺を忘れるな」などとNHK国際放送の中国語生配信番組で突然、叫んだ中国人アナウンサー胡越氏(49)は、帰国した21日から直ちに中国版SNS「微博(ウェイボ)」のアカウントから発信開始。中国のネット民の多くから関心を集めている。


本日、アカウントに新たな投稿を行い、日本の現状を非難しつつ自分の暴挙を美化・合理化する言説を掲載。多くのネット民から喝采を浴びているようだ。以下、翻訳して全文を紹介する。NHKは胡越氏に対して損害賠償と刑事告訴を検討しているという。


【画像② 「微博」に投稿された胡越氏の文章の一部。】





◆胡越氏の「微博」投稿(2024年8月29~30日、日本語訳全文)




ネットユーザーの皆さんのご関心とご支援に心から感謝します。本当に気持ちが温まります。


また、メディアから詳細についての問い合わせもありましたが、繰り返しになりますが、すべて言うべきことはあの22秒間(※)の中にあります。


※訳注:8月19日のNHK国際放送の番組で胡越氏が問題発言を述べた部分を指す。


補足するならば、責任を持って一言付け加えますと、現在の日本のメディアは歴史の真実を隠しているだけでなく、現代中国の真の発展の姿をも必死に隠しており、そのため普通の日本の人々が中国に対して抱く認識は少なくとも10年、場合によっては15年も遅れているということです。


日本の上から下までの隠蔽しようとする喧騒と狂乱は予想の範囲内です。


思考訓練をしてみましょう。 もし、あるユダヤ系のアナウンサーがドイツの公共メディアの生放送番組で、原稿を離れて「アウシュビッツ強制収容所を忘れてはならない!」「ナチズムを復活させてはならない!」と表現したとしたら、彼はドイツのメディアや全国民から糾弾され、まるで国家の敵と見なされるでしょうか?政治家たちから与野党を問わず圧力をかけられるでしょうか?秘密裏に監視されるでしょうか?右翼のネット暴力を受けるでしょうか?


歴史修正主義という引き返せない道を選び、歴史の真実に敵対するならば、個人が正義のために声を上げることを抑えることはできません。私でなくても、他の誰かがやるでしょう。事実はそれほど単純なものです。


【画像③ 胡越氏の「微博」アカウントの扉。】




雲南省(※)はとても美しく、滇池の風と景色は明るく心地よいです。私は聶爾の旧居に偶然出会い、その時代の愛国心と郷愁を改めて感じました。


※訳注:胡越氏は、日本出国後、雲南省入りしたようにSNSには投稿している。


ニュースの倫理、職業倫理に反するかどうかについて、以下の点を参考にしてください:


1:生放送の番組で原稿から離れて話すことはよくあります。番組によって原稿から離れる自由度が異なるだけで、原稿を離れること自体がニュースの倫理に直接違反するわけではありません。


2:原稿から離れた内容こそが重要です。契約に放送内容についての取り決めがあるかどうか?
一般的な契約では、ニュースの内容のガイドライン(guideline)を引用し、公序良俗や社会正義に反しないことなどが求められます。その22秒がこれに反していると思いますか?


3:甲乙双方が内容について意見の相違がある場合、それは契約上の紛争の問題であり、ニュースの倫理とは関係ありません。敢えて原稿を離れる内容を話して、ニュースの倫理や社会正義を守る例は数多く存在します。


【画像④ 昨年8月、福島第一原発の冷却水放水に関する報道で「汚染水海洋放水」とフェニックスTVのニュース番組で伝える胡越氏。】




胡越氏の投稿は以上だが、やはり”確信犯”的に”アナウンス・テロ”を行ったことが明らかだと思う。NHK関係者は「国際放送が外国プロパガンダに利用されたのは、開局以来の事件」と述べている。


(了)

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