NHKスペシャル 「沖縄戦 全記録」
NHKスペシャル 「沖縄戦 全記録」
たまたまtwitterで面白そうなドキュメンタリーが紹介してあったので初めてNHKオンデマンドというのを見てみました。これって有料と無料があるのですね。しかしNHKって儲けすぎじゃない? 受信料というかもう予算の上限作ってその中でやりくりするくらい考えてもいいのでは??
で,本題。
戦争したのは日本というが,日本人が悪いのかと言われれば,たまたま軍人と言われても普段は別の仕事してて徴収され…というのがほとんどで「職業としての軍人」というのがいったい何人いたのか。その日本の軍隊の最終決定をしたのは何なのか,その人たちは国民を守るのではなく国を守ろうとしていたのであって,その国というのは突き詰めれば天皇制になるのだろうか。
家族のために死んで来いと特攻隊になって死んでいったといってもほとんどが撃ち落されての無駄死に。戦争で亡くなるより食糧不足とか移動中の病気などの死亡も多く「尊い犠牲の…」と言われても悲しくなる。
しかも特に沖縄は,本土防衛のための捨て石にされたような面もあり,軍人と市民合わせて19万人が無くなりうち市民は12万…と無茶苦茶。中には米軍ではなく日本兵に殺された市民もいるとの事で,何のための軍隊なのか…と悲しくなる。
この番組では今まで非公開だった当時の住民の死亡記録をすべて分析し,何月何日に亡くなったか…という事を見える化することで沖縄戦の全体像をあぶりだした。なぜこの日は死亡者が多いのか,なぜ首里の大本営が落ちた後にもどんどん住民が亡くなっているのかなどを後々の住民インタビューの音声などと合わせて紹介していく。今はタダで見れる。
https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20150614
※ハクソーリッジの映画はこの沖縄戦の凄まじい実態を描いていた。あの戦闘シーンが繰り広げられたとすると,精神的に病んでしまった米兵がいっぱい出たというのもむべなるかな。ただしその何倍もの日本人,しかも軍人ではない一般の沖縄市民がもっとひどい目に遭っている。
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