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【映画】すずめの戸締り


大学時代の映研の部長やってた友人が,「この映画は絶対に見に行け…」とわざわざ連絡してきたので,いまいち気は乗らなかったが(笑)見てきました。そもそも私はこのタイプの映画は見ない。「東日本大震災を描いておかなければならなかった…」と作者が言っていた気がするが,だとすると猫を重要な位置に置く必要もないだろうし,椅子が走り回る必要もないと思う。しかも椅子は主人公にとってとても大事な品なのに。

見ていて,風の谷のナウシカと魔女の宅急便とトイストーリーをオマージュしているのか…と思ったりした。加えて,時空がどうとか過去に会った事がある気がするとか言われたら,それ言い出したらどんなストーリーも成立するやんと興ざめしてしまうのが私なのだ。夢を持たせてくれるような場合は良いのだが,シリアスなドラマであれをやられたらだめ。もっと言えば,私は蛇やミミズが大嫌いなので,ミミズが画面いっぱい広がってぐにゃぐにゃしているのもダメ(笑)。あのアルファロメオ??のオープンカー乗ってる友達もよくわからない。普通2万円を回収しに,東京から仙台まで車飛ばしていきますか? 女子高生が着替えも何も持たずに,猫を追いかけて宮崎からフェリーで旅をしますか? こんな感じで見ていて「これはないなぁ…」と思うだけ。夢がないと言われるかもしれないが,シリアスなテーマを扱っているわけで,逃げて欲しくないと思いました。東日本大震災に関しては。「かがみの孤城」は最初からあり得ないSFなのでどうでも良いのだが,東日本大震災は実際にあって,悲劇がいっぱいあったのだから。

ましてや、ちょっとネット見てたら、すずめの戸締りは、天皇制にも関わるうんぬんかんぬん…という記事まで見つかり、深く読む人はそこまで読むのか…と感心した。確かに神道的な表現はベースにあった気がするが、天皇とはどうつながるのだろう。その記事読んでもよくわからなかった私はバカ者です。

この映画の評価が高いのはどうしたなんだろう。

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