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「関係者全員の“win-win”な関係」を築くための新しいチャレンジ

今回のインタビューはインテグレートに入社して3年目の社員、奈美さん。

現在は市場創造事業本部にて、食品や機能性素材、サプリメントなどさまざまな商材のマーケティング・およびコミュニケーション戦略を担当しています。

若手の中でも活躍が目立つ奈美さんに、インテグレートを選んだ理由や、インテグレートならではのやりがいについてお話を伺いました。

―目次―


一つの手法では限界があると気づいた広告業界時代

―奈美さんは、インテグレートに入社する前はどんなお仕事をしていたんですか?

新卒で販売促進のツールなどを制作する広告会社に入社し、約4年半勤めました。さまざまな部署に配属されましたが、一番長かったのはコンビニの催事系販促物を作る部署でした。主にクリスマスやお正月といった季節ごとのイベント時に、カタログ制作や、売り場づくりを行っていました。なので、基本的にはお客様と一番近い、最終のコミュニケーション領域に携わっていました。

全国の店舗に自分の作った販促物が置かれるため、両親や地元の知り合いに「これ作ったの?」などと声をかけてもらえると嬉しかったですね。自分が作ったものが「世の中に広がり、誰かの目に止まり、購入のきっかけになっている」ということが、とてもやりがいになっていました。

―自分の作ったものが世に出て、生活者に影響を与えているのを実感できる仕事ですね。転職をしようと考え始めたのはなぜだったのでしょうか。

前職では決められた枠組の中での仕事がほとんどで、「枠をどう創っていくのか」を考えることはほぼなかったんです。広告で認知を取って一時的に話題を作ることができても、来年も買ってもらえるかわかりませんし、その商品やサービスが定着しないことに課題を感じていました。そうなると、「今のままでは伝えられることに限界がある」と感じるようになっていきました。

そんなときに、PR(パブリックリレーションズ)であれば、商品の世界観を作るところから携わることができるかもしれないと思い、PRの仕事に興味を持ちました。社内にもPR部署はあったのですが規模は小さく、自分のやりたいことを十分に叶えられないと思ったため、転職を考え始めました。


「どう伝えるか」ではなく「どう伝われば動くか」を考える仕事

―インテグレートの選考を受ける前には、インテグレートにどんな印象を持っていましたか?

エージェントに紹介されたことがきっかけでインテグレートを知ったのですが、ウェブサイトにある事例紹介や、書籍、代表の藤田さんや執行役員の記事などを見て「想像以上に幅広いPR活動をしているな」「こんなことも実現できるんだ」と、取り組める仕事の幅広さに驚いた覚えがあります。「こんなに広い世界があったんだ!」というのが率直な印象でした。

―最終的にインテグレートに入社を決めたきっかけはなんだったのでしょうか。

コロナ禍での転職活動だったこともあり、対面で会う機会がほぼない会社が多い一方で、インテグレートでは対面での面接の機会がありました。さらに、一方通行の面接ではなく、会話のキャッチボールがしっかりとあって、普段の業務でもきちんと相互に対話しているんだろうと感じられたのが理由のひとつです。

事業内容の部分では、一時的なブームを作るだけではなく、市場そのものをつくり、生活の中に定着させていくために徹底的に考えているというのが印象深かったです。そのために、生活者のインサイトを追及してストーリーを作成したり、場合によっては商品開発段階から携われるところや、事業部と直接取引している点にとても魅力を感じました。前職では「どう伝えるか」といった手法の話が中心でしたが、購入につなげるために「どう伝われば動くか」を生活者目線で本気で考えているところがインテグレートならではと思い入社を決めました。

入社したら、PRを中心に据えながら、いろんなコミュニケーションを作っていきたいと考えていましたね。

関係者全員の“win-win”な関係を築くことが成功への第一歩

―ここからは奈美さんが現在一番注力している、食品メーカーの事例を用いて現在どんなお仕事をしているのかお聞きしていきたいと思います。どんな案件か教えていただけますか。

現在携わっている業務の一つに、健康素材を扱うものがあります。こちらは商品開発とPRの両軸からアプローチしている案件です。この素材は本来身体にいいものなのですが、生活者の方から身体に悪いという印象をもたれているカテゴリに属しており、クライアントからの要望は、「この素材のカテゴリそのものが、身体に必要な栄養である」という認識を社会に浸透させ、「ダイエットなどにも役立つ健康機能がある」という理解を促す、かなり難易度の高いものでした。元々素材自体の認知率が低く、ターゲットである30代女性でも認知率が当時は30%台だったことを考えると相当なチャレンジだったと思います。活動を通じて成果を着実に出せていることもありますが、自身の成長を実感できている案件となっています。

―まずは認知度を上げていく、ということが一つの目標になりそうですね。クライアントからの要望に応えるために、どんな活動をされたのでしょうか。

活動の1つとして素材の魅力を一緒に発信していく共創者を増やす、いわゆる“仲間づくり”を行っています。

例えば「栄養にこだわりがある」「健康によい料理」のようなコンセプトを持っているお店や施設と一緒に、メニューの開発などを行い、「こんなところでも使われている」という実態を仕掛けていきました。こういった活動を続けることで、メディアに取り上げていただく機会も増え、認知度もどんどん上がっていきました。さらにお店にも取材が入るようになることで、お店側から積極的に新メニューを提案してくださったり、来店いただいた方に素材の良さを丁寧にお伝えしてくださったりと、双方にとってwin-winな関係が築けています。

―双方にとってwin-winな関係が築くというのはインテグレートならではですね。では、仕事に向き合う上で奈美さんが意識していることは何かありますか。

クライアント、パートナー、社内外問わず、「関わる人みんなが気持ちよく仕事ができるように」ということは常に気にかけています。メール1本送るのにも、相手の立場に立って現状をきちんと把握したうえで送るなど、さまざまなことを考えながら日々業務に取り組んでいます。また社内コミュニケーションも積極的にとるようにしてメンバーの負担を減らせるよう工夫をしたり、スムーズに業務が進むよう連絡の取り方や言葉遣い、レスポンスの速さなどには気を使っていますね。

あとは社外の方との打ち合わせは、なるべく足を運んで直接会ってお話するようにしています。実際に利用している生活者の様子を見れますし、意見交換も活発になる気がしています。

―関わる人というのはクライアントに限らず、社内で一緒にプロジェクトに取り組む社員も含んでいるのが素敵だなと感じます。そのように仕事に向き合っている中で、やりがいを感じるのはどんな瞬間ですか。

社内外問わず、人の喜んでいる顔を見るのが好きなので、そういったときにやりがいを感じます。ここまでやってきたことが周りに影響を及ぼしたと感じた瞬間ですね。それはメディア露出のようなわかりやすい形のときもあれば、そうでないときもありますが。

以前、今までの取り組みがカタチになった際には、部署を越えてたくさんの人に声をかけていただきました。クライアントからも喜びと感謝の言葉をいただけて、自分のやってきたことがこんなにも影響を与えることができるんだと実感できた瞬間でした。大きな実感でなくても、日々自分が携わったなにかで世の中がざわついていたりするのを感じとれると「自分のやっていることに意味があるんだな」と感じることができます。

失敗から繋がる成長の実感

―インテグレートに入社して、成長できたなと感じる点はどんなところですか。

メンバーの一人というだけでなく、主体的に行動できるようになりました。

実際に、周りから「話し方が変わったね」と言っていただけることが増えたのも嬉しい実感の一つです。前職時代は業務をする上で関わる人がそう多くはなかったのですが、インテグレートではクライアント以外にもパートナーやオピニオンの先生、メディアなど多くの方と接する機会があります。そういった場面で相手にあった話し方や言葉の選び方に気をつけているうちに自然と身に着いていった部分もあるかと思います。

―一番成長を感じることができたのは、どんな時だったのでしょうか。

入社して一年くらいは、実はメディアと話すのも苦手で、常に先輩の影に隠れるような感じでした。自分が先輩の陰に隠れても事は成り立つと思っていた節もあるかもしれません。実は、あるイベントの運営の際に、自分から何も動けず失敗をしてしまったことがあります。その帰りに先輩社員から指摘をされ、とても悔しい想いをした記憶があります。悔しかったですが、自発的に考え行動するようになったきっかけとなりました。また、同時期に入社時から頼りにしていた先輩が抜けることになり、より一層自立しなければという思いが強くなったタイミングでもあったので、一つのターニングポイントだったと思います。

この出来事の半年後くらいに別のイベントを運営することになり、ここで自信を付けることができたのかなと感じています。前回ダメだったところを一つずつ思い出して、準備していくことで、納得度の高い取り組みにできたのはとても良い経験でした。

また、これまでとは違い、ただメンバーの一人ではなく、全体を設計する役割として携わることができ、成長を実感できた瞬間でした。

インテグレートの知見を活かしてさらなるチャレンジを

―インテグレートに入る前にやりたいと思っていたことは叶えられていますか?

全部が実現しているかと聞かれると、まだ道半ばだと思います。ただ、入社前に想像していたよりもはるかに広い領域のお仕事ができているので、今後やれることも無限大だと感じています。インテグレートがこれまで積み上げてきた実績や知見に日々助けられてますし、自分の可能性を拡げてくれることもあります。頼りになる先輩方もたくさんいますが、頼り切れていないなと感じることがあるくらい、まだまだできることがあるとも思いますし…自分がもう一人いたらいいのにと思うくらいです(笑)

―奈美さんのチャレンジは今後も続きそうですね。最後に今後の目標などがあれば、ぜひ教えてください。

今は力を入れている案件で、もっといい成果を出したいという思いが強いです。まだ達成できていない目標もあるので、それを達成するのが直近の目標ですね。チームとしてもまだまだできることはあると思うので、メンバーを巻き込んでチャレンジを続けていきたいです。個人のキャリアとしては商品開発に携わってみたいという思いがあります。今ある商品ではなく、商品を生み出すところから携わることができたら楽しいだろうなと。食品関係のお仕事がとても好きなので、自分の強みになるように今後も努力していきたいです。

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