久しぶりに日記らしい日記


 いやあここ数日ずっと新曲書いてますけどね、ヤバいですよ本当に。次のアルバムのちょうど真ん中に入る曲の主要パーツを出し終えたので、別のもう1曲をさっきまでやってましたが、もう2曲とも凄すぎてさ。
 私やっぱり双子座の生まれなので、曲はだいたい2つ同時に作りますし、バンドで新曲仕込む(=全員でリハする)のも2曲ずつで、メンバー諸氏にはそのたびに別途ギャラ払ってるのね。なのでいきおい同一のテーマで・別々の特性を持った曲が1つずつ揃うわけですが、今回の2曲は特にヤバい。テーマはシンプルに「DADGADチューニングのアコースティックギターで、単なるフリジアン系一発ではなくする」とだけ設定して、ひとつは完全新曲・もうひとつは過去の楽曲リメイクとして始めたわけですが、ここまで良くなるとは思いませんでしたよ両方。
 前者は「(無限に存在する)『Kashmir』フォロワー楽曲がやろうともしていない本歌取の域にまで持っていこう」と高くハードル設定しましたが、いやあ……アイデア自体はほとんど変わらないのにねえ、3と4の複合リズムと「オリエンタル」偽装の単純なスケール遣いっていう、元ネタ自体にフワっと仕込まれてはいた武器をここまで研げるなんてね、自分でさえ思いませんでしたよ(『Kashmir』については以前軽めのアナリーゼをしたのでご参照のこと。この稿で一番の収穫は、「フリジアンっぽく聴こえる箇所でさえ単一ダイアトニックスケール内のフレージングで、それをエレクトリックブルース語彙のリフに混ぜてるから“オリエンタル”っぽく聴こえるだけ」と明らかにできたことです。この発見がなければ今回の新曲はもちろん、『御大切』後半のセクションでさえ無かったですよ)。


〔後略〕


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