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相談事があるんだけど、暇な時返信欲しい

こんにちは。

結局自分に非があるから、こうなってしまうんだろうか。

私には付き合って2年ほどの恋人がいます。
2年という歳月は学生を生きる私に取って長い期間であり、多くの時間を過ごしてきました。
相手は年齢が一つ上の為、就活が終わり遠距離となる事が確定しました。

私は遠距離恋愛は向いていない自負がありました。前の恋愛からです。会いに来てもらうことに申し訳なさを感じてしまいます。

そのような私が遠距離恋愛など不可能だと割り切って、足早に別れを告げ相手を困らせないようにしたいと考えていました。

2人、相談を持ちかけました。1人の親友、バイト先の後輩の2人です。
2人とも遠距離なんて無理と言いました。

もう1人、どうしても相談したい人がいました。私を取り巻く人です。
彼女は私の知らない私を知っている、そんな気がしてならない人だったので相談する事にしました。

久々のDM、私から送った最初の一言が
「相談事があるんだけど、暇な時返信欲しい」
でした。
驚くほどすんなり返信が来ました。
何かを察したのかすぐに相談に乗ってくれました。

彼女は私に遠距離恋愛を説いてくれました。その中には先に相談した2人には全く無いような遠距離のメリットが含まれていました。

「自分の時間が増える」
「次会うのが楽しみになる」
彼女自身、遠距離恋愛を経験していたらしくその様なメリットを教えてくれました。

彼女の話を聞くうちに、遠距離恋愛のメリットが存在する事を知り、理解できました。

彼女と話して思ったのは、なんで俺のことを知った様に、話す事ができるんだというものでした。大方予想どうりの出方でしたが、驚きが隠せませんでした。

遠距離のメリットを聞いても私にはどうしようもない現実が募るだけでした。

今の私には将来を考える余裕など毛頭ありませんでした。

私が将来を考えられないと言ったとき、彼女に言われました。
「お前に恋愛は向いてない。」

そんな事私が1番知ってる。ただ目を逸らしたかった。ずっと目を逸らしていたかった。

私よりか私の事を知っている人だという憶測はどうしようもないくらいの確信になりました。

私を知っているのがどうしてお前なんだ。お前じゃない人であってくれ。

親友は言いました。
「似てるんじゃないか。」

言われた瞬間は疑問でした。何が似ているんだろうか。

しかし、すぐに気づくことが出来ました。
私は彼女の鏡像でした。2年ほど遅れて、私の考え方は彼女の考え方そのものになっていくのでした。

結局私が不自由に生きる理由はすべて私の非が原因だったのです。
恋愛が向いていない。他人の鏡像。

私を理解してくれる人は、私を理解しているのではなく、私自身がその人の考え方そのものになっているだけでした。

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