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石との出会い

こんばんは、Ring artist のinsulaです。

『石は出会いだから』という言葉を聞きます。

欲しいと思った時に買えなくて、全然予定ではなかった石に出会って買ってしまったり、その時予算がなくて買えなかったりしたものでずっと気になったり。

石は「ご縁」で手元に来るものという感じが確かにあります。

代々受け継がれてきたジュエリーとか、おばあちゃんの形見のジュエリーとかもご縁の一つでしょう。なかなかそうして受け継がれるものは多くありません。

だから、気になった石は予算やいろいろ気になることがあっても、手元に置かないと後悔することがありますよ、とお伝えすることがあります。自分がそうだったから。

だからと言って、無理に買わせたり、購入を勧めたりすることはありません。本当にご縁がある時には自然にこれは自分のところに来ることになっているんだなというのが見てすぐにわかります。

これは本当に不思議なもので、どんなに品質がよくてどんなに珍しい石でも欲しくないものは全く欲しくないし、逆になんでそんなのが欲しいの??と人に思われそうな石に、取り憑かれるように惹かれてしまうことがあります。(もちろん、宣伝やセールスによって買いたい気持ちを掻き立てられることもあるので要注意ですよ!笑)

はっきり言って、insulaの指環は資産になるわけでも、お腹が膨れるわけでもない贅沢品です。でもだからこそ純粋に心が惹かれた時にはご縁を感じて手に取ってみて欲しいのです。

これはファッションに合わないな、自分にはちょっと派手すぎるかしら、キャラじゃないから恥ずかしい…

そんないろんな葛藤をぶち抜いて、「あっ、これは手元から離れたら後悔する!」という出会いがね、石にはあるんですね。笑

なかなかそんな運命的な出会いって、人でも物でも出会えるものではありません。
でも「石」には時々そういうことが起きるのです。

それを石の業界の人は「ご縁」だと言います。

私もずっと忘れられないだろう石が三つほどあります。

どれもその時の自分の経済状態ではすぐに手が出せなかったとんでもなく美しい宝石や原石たち。

それらを思い出しては、手元にあったらよかっただろうなあと思ったりすることがあります。

でも、それらとの出会いがあったから、どこかでそれに近い石を探したり、その輝きを求めながら仕入れをしたりしているので、手には入らなかったけど、私に影響を与えた石となっています。それもまた運命ですね。

ちなみに手に入らなかったのは一つは琥珀、一つはムーンストーン、一つはパライバトルマリン(これは一番最近)。なのでこれらの石のクオリティには結構厳しめに仕入れています。あの時のあの輝きに近いものをどこかで求めてしまうから。(琥珀は指輪にあまり向かないので使ったことがありませんが、いつか探してみたい。)

そういう石に出会うには、できるだけたくさん出会うこと、そして先入観を持たずにいろいろ見て楽しむことです^^

insula

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