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70歳になっても

ちょっとしつこいかもしれないけど、比喩的に使う「ピンクの豚の貯金箱」。kが私と逢うために、お金や時間や気持ちを貯めてくれていると言う話。

今日ふと思ってLINEしたのね。

「私もkの貯金箱に入れようかな そしたら早く会えるし」

今まで1度も払ったことがないし、この言い方なら自然かなって思ったから。そしたらね。

「早く会えるし、それはありがたい言葉だね。でも、美容とか服とか子供との楽しみにも使うでしょ。恋は盲目だから無理してることさえ気がつかない怖さがあるからね笑」

恋が盲目なんてフレーズがkの口から出てくるとは思わなかったけど、私のことをちゃんと思ってくれてるんだな、って今更ながら思えてなんとも温かい気持ちになった。そうね、美容費は大事だね。白髪とかがほとんどないのだけは自慢だけど、確実に老は迫ってる。どこかのマダムみたいに、無制限に投資できるわけでもないしね。だから「ありがとう。甘い言葉が普段なくても、kの愛を感じるわ」って返事したの。いつになく、我ながらスイートな会話だよね。

「甘い言葉は詐欺師でも言えるからな。 脳のおもむくままにやって結果的に短命に終わるのも1つの方法だろうけど。 70歳でセックス してると考えたら別に焦ることもないって俺は思うけどな なんにせよ、焦って何か自体が好転することはないと思うわ笑」

驚いたな。私はkより8個も上だし、若くは見られても、いつ神様に生物的に女の終了宣言されてもおかしくないって思ってる。50歳や60歳の自分を想像したくないくらい、どこか焦燥感があったことは否めない。なのに、70歳。えっと、ちょっと待って、kが70歳なら私、喜寿越えだよ笑。

70歳か、シワシワでおっぱいも垂れてる私に、kがしたいと思うのかわからないけど、そのステージはもはや興奮とかとは違うのかもね。ちょっと楽しみだね。

って言ったら、「興奮はするだろうな。種類は違うだろうけど、わからないところがいいな。楽しみ」って言ってて、感覚がやっぱり近いんだなって思う。

そんな先の想像はしたことがなかったし、ネガティブにしか捉えてなかったけど、1つの可能性としてkの頭にあるという事実がすごく嬉しい。山廃仕込みの日本酒的な要素は、kには皆無だと思ってたけど、ちゃんとあるのね。

70歳も越えて、孫とかもいて、ごくたまーに、シワシワの肌にちょっとだけお化粧して、おじいちゃんのkに会いに行くの。キスするときは、入れ歯とか外すのかな。そして会えない時はkを思い出して、ポカポカの縁側でお昼寝とかしてるかな。

普段、あんまり連絡もしないし、恋人同士の甘い話を聞くと、いいなーって思ったりするけど、私には私にあった人とちゃんと出会えるのね。kにとってもそうだといいな。うまく説明できないけど。

夜は娘と「働き蜂は蜜を胃に入れて巣へと運び、生涯でティースプーン1杯の蜜を集める」って本で読んで、想像して二人で爆笑した。

今日も良き日。

みなさま、

貴重な時間を使って私の駄文を読んでくれて、ありがとう。

今日の娘ご飯は、市販のローストビーフとかアボカドとか。

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