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インスタ、ライブコマースから撤退か?

インスタグラムがライブ配信中に商品をタグ付けして販売できる機能を削除することを決めたと発表があった。これは何を意味するかというと実質的にライブコマース事業から撤退するってことだと考えてる。

…いやー、ちょっと衝撃なんですけど。

去年から今後はライブで距離感が近いファンを囲って、そこでストーリーを売り込んで、一番購買率が高いライブ時に商品を売り込むのが流れになると思っていたし、インスタの開発者もそうなると思っていただろうが、現実はそうはならなかった。

それに2月にもインスタのホーム画面のタブ一覧からショッピングが消えたり、Facebookでもライブコマース機能を去年止めたあたりを見ると明らかにショッピングのプライオリティが落ちている。

なぜこんなことが起きてしまったのだろうか?と考えると答えは2つある。

1:ブランド側のストーリーが作り込めてない
ココ最近の売れる商品の共通点は「思い入れ(ストーリー)がない商品」が売れる傾向にある。ものが溢れかえっている現代だからこそ、なぜそれが作られたのか?の答えが大切になるが、このストーリーが全く作り込まれてない商品が世の中には多い。そうなるとライブ配信をしたとしても思い入れの熱量が低いのでファンが定着しない=ライブをしても売れない。

2:広告で第三者に売り込んでもらった方が売れる
商品にストーリーがなくても、インフルエンサーや芸能人のような第三者でストーリー性のある影響力を持ってる人に広告をお願いすると売れる傾向がある。インフルエンサーと言ってもニッチなカテゴリまで存在するので簡単に自社商品とマッチしやすいインフルエンサーを見つけることが出来る。

この2つの答えから今回の削除発表をしたこととメタ社が今後も継続してショッピングできる機能(広告・決済)の開発には投資していくらしいという考えを発表したのも納得がいく。

本来はブランド側がストーリーを作り込んだ商品を展開して、ファンをブランド側に定着させて、新規ユーザー獲得のために第三者を巻き込んだ広告をするのが一番だけど、これが想像以上にハードルが高いし、今後もストーリーのある商品を作れるブランドが爆発的に増えることは考えにくい。

そうだからこそストーリーが作れる人は企業だろうが、個人だろうがこれからの時代はめちゃくちゃ強い。

2023年は何度も言ってるけど、ストーリーをどう作り込んで、どうコンテンツ化していくかが大切。AIが作れるような情報コンテンツは卒業しよう!

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