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丸山製麺の1食1000円の「ラーメン自動販売機」が成功した背景にある2つのポイント

1食1000円の“ラーメン自販機“が全国で拡大なぜ? 購買客の4割が女性、ヒットの裏に緻密なSNS戦略「夜中に二郎系買う人が多い」」っていう興味深いニュースを見つけたのでシェアします。

1:ファンとの信頼を積み上げるための小さな取り組み
2:隠れたターゲットを完全網羅する狙い目の戦略

この記事を読んで面白いと思ったのは2つあるので1つずつ解説していこうと思います。

1:ファンとの信頼を積み上げるための小さな取り組み
1つ目は丸山製麺がファンとの間で積み重ねる小さな「信頼貯金」に注力しているところ。SNS上で話題を作り、インフルエンサーにコンテンツを作ってもらい、拡散する商品は成功することが多いが、丸山製麺はファンとの信頼を積み重ねることに専念している。

信頼は一瞬で得られるものではなく、小さな積み重ねで作られるもの。そのため、丸山製麺は毎日5分に1回、エゴサーチを行い、ヌードルツアーズに関する投稿にはこまめにリプライをしていたらしい。自動販売機という無人ビジネスであるため、ユーザーとの接点が作りにくいという問題があるため、丸山製麺はファンになってもらうために、SNSを活用して努力していた。

「昨今のお客様は、新しいものに挑戦する前にいきなり買わず、SNSでリサーチしてから買う方も多くいらっしゃいます。しかも一食1000円しますから、失敗したくないお客様も多い。ステマではないかと疑う方でも、SNSで純粋な良い感想が多く見つかることで、安心して買ってもらえるようになりました」

一食1000円と高価なため、失敗したくないお客様も多い。ステマだと疑われても、SNSで本当の良い感想が多く見つかることで、安心して購入できるようになりました」とのことだ。このコメントから、ユーザーが「純粋な感想=実体験」を求めていることがわかる。

2:隠れたターゲットを完全網羅する狙い目の戦略
この自動販売機ラーメンの企画が面白いのは、女性客がラーメン屋に入りづらいって問題を解決してるところ。ラーメン屋で美味しいラーメンを食べたいって欲求はあるけど、一人で入るのがハードル高かったり、配達サービスだと送料高かったりで実現しづらかった。そこで、自動販売機でラーメンを買えるっていうアイデアが出た。

ラーメンの味もカップラーメンとかとは全然違う、店で食べるラーメンに近づけるように努力した結果、めっちゃ美味しいラーメンができたらしい。しかも、女性でも一人で買いやすいように自動販売機で販売することになった。これで、女性客もラーメンを一人で気軽に食べることができるようになった。成功の秘訣は、女性がラーメン屋に一人で入るっていう固定概念を一旦外して、「どうしたら女性が一人でも気軽にラーメンを食べれるか?」という視点で考えたところ。

この企画から自分たちの商品やサービスが成功するためのヒントを得ることもできるかも?

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