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Mentalization #4

メンタライゼーションに基づく治療である「MBT」は、患者のメンタライゼーションを促進することを目的とした心理療法で、最近では子供を対象にした「MBT-C」(MBT for children)や、家族を対象にした「MBT-F」(MBT for family)などに適応が拡張されてきています。MBTにより、クライエントの自己効力感が高まり、情動や対人関係が安定することによって、行動制御力の向上、行動による影響を調整する能力、より親密な人間関係、人生の目的に邁進する能力を達成することが主たる目標です。具体的な方法は以下のようになります。

(1)クライエントのメンタライゼ-ション能力を評価する

セラピストは、クライエントのメンタライゼーション能力を評価するために、質問や会話を通じて彼らが自分自身や他人の感情や思考についてどのように認識しているかを観察します。

(2)メンタライゼーションの練習を開始する

セラピストは、クライエントが自分自身や他人の感情や思考について考える練習を始めます。このプロセスは、心の状態に関する具体的な例を示したり、フィードバックを提供したりすることで、クライエントが自分自身と他人をよりよく理解するのをサポートします。

(3)短いセッションを続ける

MBTは、通常、週に1-2回の治療セッションで行われます。セラピストは、クライエントが治療を続けるために必要なサポートを提供し、必要に応じて他の治療者や専門家との連携を行います。

セッションでは、セラピストとクライエントが、日常生活や治療中に起こった出来事について話し合い、その出来事がどのような感情や意図をもたらしたのかを考察します。また、クライエントが他者の視点を理解するために、セラピストはクライエントに対して自分の思考や感情を説明したり、クライエントがメンタライゼーションの不全に陥ったときに話を中断したりして、クライエントの情動を適切に抑制したり喚起したりします。

https://s-office-k.com/technique/psychoanalysis/mentalization

Y:メンタライゼーションの続きを学んだ
W:なんとなくイメージがついてきた気がする。自分の仕事をイメージしながら読むと理解しやすかった。
T:

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