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❻コーチングの進め方

コーチングの進め方にはさまざまな方法があります。今回はその中でも基本的な流れを紹介していきます。

①現状と課題の確認

まずはクライアントの現状を整理します。そこから相手にとって問題となっている事柄を明確にします。この際に重要なのは、客観的事実と自分自身の思い込みによって作り出された事実を正確に分けることです。

また、コーチングは数ヵ月間に渡り継続的に行われるものであり、コーチとクライアントの信頼関係構築を意識したコミュニケーションが重要です。信頼関係の程度によってコーチングの目的が達成できるかどうかが決まると言っても良いでしょう。

②目的(ゴール)の決定

コーチングを行う目的(ゴール)を決めます。そのためには、相手がどのような状態になることを望んでいるのか具体化する必要があります。今後の課題をよりクリアにするためにも、できる限り明確に言語化していくことが重要です。

さらに、なぜゴールを目指すのか、またゴールに到達した際に手にするメリットまで掘り下げておくと、今後の自発性を促すことにもつながります。併せて、ゴールに向かうにあたって発生する障害やリスクについても把握しておくことが必要です。

③課題や目標達成に必要なリソースの明確化

現状から具体化したゴールに到達する間に、どのような過程でどのようなギャップが生じるのかを想定します。そして、ギャップ解消のためにはどのような行動が必要なのか、ギャップ解消に効果的な人や環境、物、知識などのリソースを明確化します。リソースは、他人や環境から与えられるものに限らず、すでに自分が持っているものも含まれます。

④ロードマップの作成

ここまでが明確化されたら、ロードマップを作成します。ギャップ解消のために考えられる行動のアイディアや選択肢を思いつく限りリストアップし、その中から実行可能なものをクライアントが選択します。

強制するのではなく、いつまでにどのような行動をしてどのような結果を手に入れるのかを自分自身にコミットさせることが重要です。ここで自発的な行動を促すことで、ゴールに到達できる可能性が高まります。

https://mynavi-agent.jp/dainishinsotsu/canvas/2020/11/post-413.html

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