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読書記録)方法としての動機付け面接❷~聞き返しの種類~

この本の中では聞き返しの種類は以下の通り

① アナロジー・比喩
② 増幅・矮小化
③ 状況を聞き返す
④ 裏を聞き返す
⑤ パラグラフを続ける
⑥ 両面を持った聞き返し
⑦ 要約
⑧ 論理聞き返し
⑨ リフレーム

個々の内容については本を読んで頂ければと思いますが、個人的に調べたものを書いておきます。

アナロジーの意味

まずは、アナロジーの辞書的な意味を確認しておこう。デジタル大辞泉(小学館)によると「アナロジー」の定義は以下のように記載されている。

「アナロジー」の辞書的な意味とは?-デジタル大辞泉
類似。
類推。類比。
これだけでは、いまいち「アナロジーとは何か?」がイメージしずらいが、要は「知っている知識や経験」を「知らない分野」に応用することが「アナロジー」だ。

アナロジーの意味とは?

「知っている知識や経験」を「知らない分野」に当てはめて推論し、応用すること。
アナロジーとは-2:アナロジーとメタファーの違い

ここで、よく混同されがちなアナロジー(類推)とメタファー(比喩)の違いについて触れておこう。

アナロジーとは、以下のような頭の使い方を指す。

医師はまず患者を診断し、病気の原因を明らかにしてから治療する。
コンサルタントはクライアントの現状を診断し、問題の原因を明らかにしてから解決する
医師とコンサルタントは方法論が似ている
よって、医師の仕事の方法論は、コンサルタントの仕事の方法論に応用できる。
アナロジーは日本語で「類推」と訳されるように「類似している要素」を見つけ出して応用することを指す。

一方でメタファーはアナロジーの一種であり、いわば「比喩」表現といえる。例えば以下がメタファーの典型例だ。

企業活動において、マーケティング部門は「車の運転手」のような役割を果たす。
一方で、商品開発部門と営業部門は「車の両輪」の役割を果たす。
アナロジーもメタファーも「ある物事を、別の物事に当てはめて考えること」に変わりはない。

しかしアナロジーが「ロジックの類似性を元に当てはめる」ことに主眼が置かれるのに対して、メタファーは「見た目の類似性を元に当てはめる」ことに主眼が置かれるのが大きな違いだ。

https://www.missiondrivenbrand.jp/entry/thinking_analogy#google_vignette

ここでいうパラグラフとは、「1つの主張(結論)を導くために用いられる、論理的に相互に関連のある複数の文の集まり」のことです。それは、論証を表現するときの基本単位です。

https://jrecin.jst.go.jp/html/compass/e-learning/46-900/lesson/lesson4-1.html

色々調べましたら1番イメージしやすかったのがこれ。聞き返しのスキルとしてのパラグラフを続ける、ということは、結論をよりイメージする為に必要な情報を収集する、というニュアンスなのかと。リフレームについてはまた後日に。

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