現役インフルエンサーが語るインフルエンサーマーケティングがきつい理由
はじめに
こんにちは!現在2.5万フォロワーのいるアカウントを運用しているタイチです。
アルゴリズムへの知見を高めてから伸び率はこれまでの20%超えを誇るアカウントとなっており今も継続中です。
本業ではHR系のスタートアップにてボードメンバーとしてプロダクトマネージャーを担当させていただいております。
スタートアップ中のスタートアップですのでほとんど雑用係みたいなものです。
PdMとは何か。WEBプロダクトの開発責任者・推進役における役割を解説
グロースの観点から「コミュニティーマーケティング」を勉強しました。
今回はその中からビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティングから示唆を得て、「インスタのPRってそもそも価値あるの?」を考え抜きました。
インスタで行うインフルエンサーマーケティングとは?
インスタではインスタグラマーにお願いしてPR投稿を行わせるマーケティング手法が主流です。
それはIGCと呼ばれるものとなります。
IGC(Influencer Generated Content)とは、インフルエンサーが商品やサービスのプロモーションなどを目的として制作した広告コンテンツのことを指します。
インフルエンサーたちは報酬を受け取った上で作成するので企業側に多大なコストがかかってしまいます。
ただ、フォロワーが多いので投稿のリーチ数、エンゲージメント率も高いのがメリットですね。
インスタグラマーは自身の発信を行っており、インスタグラマー自体に興味がある人をフォロワーとして抱えています。
そのためインスタグラマーがPRした内容は広告としてではなく、それ単体の投稿としてユーザーに好意的に捉えられる可能性が高くなります。
インフルエンサーとしてもPRはマイナスプロモーションにはなるのでコンテンツに最大限気をつけるはず。
またインフルエンサーは有名人でもない限り独自の強みを持って発信しています。
なのでインフルエンサー選定を行うだけで求めているセグメントに発信ができるのも強みですね。
ただ、インフルエンサーマーケティングには欠点も多いのです。
インフルエンサーの発信にはどんな欠点があるの?
インフルエンサーの発信は「自分主体の」発信になることが多いです。
インフルエンサーは自分がインフルエンサーであることを自覚しています。インフルエンサーたる力の源は「影響力」にあり、いかなる時もそれを高めようとしています。
なので商材をお勧めするよりも自分主体の発信になるのです。
※自分主体の発信だからこそ広告感がないPRになりますし、一概に悪いこととは言えません。
この状態の欠点は「強いメッセージが育つ仕組みがない」ことにあります。
本当にいいと思っているものでないと説得力のある強いメッセージにはならないのです。
結局インフルエンサーマーケティングはメディアや広告枠を買うのと同じこと。マスマーケティングと何ら変わりないとすら本書では言っています。
個人的には流石に過激な意見だとは思っていますが...
作成されたコンテンツはIGCとして蓄積されるのも魅力の一つですからね。
しかし、説得力のある本当に強いメッセージが生まれないのは確かです。
では何をすれば「説得力のある本当に強いメッセージ」が生まれるのか。
答えはコミュニティマーケティングを行うことです。
コミュニティマーケティングとは
コミュニティマーケティングは、その名の通りユーザーコミュニティを活用したマーケティング手法のことです。
「お客様がおっしゃっていることを、他のお客様にも気づいてもらう」
「お客様がお客様を呼んでくださる」これが、コミュニティマーケティングの本質です。
コミュニティマーケティングはターゲットにするお客様と同じ属性の同じレベル感の人の発信になるからですね。
だからこそコミュニティの拡散は単に「名前を聞いたことがある」というレベルではなく、「自分に関係ありそう」レベルにまでなります。
「説得力のある本当に強いメッセージ」になるのです。
本格的なコミュニティマーケティングを学びたい人はこのnoteも良さそうです。
インスタにおけるコミュニティマーケティングとは?
ここでおさらいしておきましょう。
インフルエンサーマーケティングの最大の欠点は何だったでしょうか?
お金をインセンティブにして発信をさせるため「強いメッセージが育つ仕組みがない」ことでした。
その解決策としてコミュニティマーケティングを取り上げてきました。
しかし、インスタからSlackやFacebookを用いたコミュニティを作って...といった話は一切聞きません。
※インスタ研究室はTwitter流入が多そうなので除外します。
そのような状況のインスタで「説得力のある本当に強いメッセージ」を作るためにはどうしたらいいのか。
答えは簡単です。
アンバサダー制度、独自のハッシュタグを使うのです。
これは一種のゆるいつながりを持ったコミュニティであると私は思っています。
横浜国立大学教授 鶴見教授による研究結果ですが、UGCは販売数アップに繋がる証拠もあります。
この記事から得た知見です。
インスタでコミュニティマーケティングが上手くいっている例に淡色女子 official.があります。
このように独自のハッシュタグでゆるい繋がりを作りフォロワーさんに帰属意識を芽生えさせる。
腹立たしいほどにお上手です。
#淡色女子をつけられた投稿が生み出され、それを見たユーザーが自分ゴト化されたメッセージを見て、フォローや商品の購入をしてくれる。
そしたらその人が投稿を生み出してくれる。
この好循環を作り上げることができています。
また、インフルエンサーがこのコミュニティに入ってくれればインフルエンサーの投稿、すなわちIGCにもなります。
ここまでインスタにおけるインフルエンサーマーケティングの代替になる手法を説明してきましたが、実は私自身そこまでコミュニティマーケティングを成功しているわけではありません。
InstagramはSubscriber限定のストーリーズ、つまりサロンのようなものを開発しているらしいのでそれも活用していきコミュニティマーケティングを実施していきたく思っています。
Instagram appears to be exploring a new feature that shares some similarities with Twitter’s Super Follows, according to TechCrunch.
こういうことらしいです。
進捗が生で見たい人はインスタのアカウントをフォローしてみてください。
まとめ
今回はインフルエンサーマーケティングより、価値のあるマーケティング手法を説明してきました。
・インフルエンサーマーケティングの概念
・インフルエンサーマーケティングには欠点もある
・それは強いメッセージが育つ仕組みがないという欠点
・説得力のある本当に強いメッセージを生み出すためにはコミュニティマーケティング!
・インスタにおけるコミュニティマーケティングとは?
・アンバサダー制度、独自のハッシュタグを使うこと!
最後に
前回解説した
この記事はこちらからの働きかけでインフルエンサーをタダで使う方法。
今回はこちらからの働きかけなしで一般のユーザーをうまく発信に巻き込む方法の説明です。
最後に、私はSNSのワンストップ型運用代行もしております。
プランや、「なぜそもそもなぜインスタ運用をするんだ?」という疑問点も含め情報発信しておりますので、こちらの記事も併せてご覧くださいませ。
また、これから新たにインスタグラムの運用を始めたい!という個人の方への情報提供も注力してやっていこうと思っているのでお気軽にTwitterにDMを送ってください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?