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2024/8/5(月)日経平均急落の件

2024年8月5日(月)、日経平均が前日比12.40%、TOPIXが前日比12.23%暴落しました。日本経済新聞社は号外を出したようです。

5日の東京株式市場で日経平均株価が急落し、前週末比4451円(12%)安の3万1458円で終えた。下落幅は米国株急落が世界に飛び火したブラックマンデー翌日の1987年10月20日の3836円安を超えて、過去最大となった。米国の景気後退の警戒感が出る中、海外の機関投資家やヘッジファンド、個人投資家といった市場参加者全員が売りに動いて、売りに拍車がかかり、連日の急落となった。

日経電子版より
日経電子版 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB0556M0V00C24A8000000/ より


こんなこと言ったら怒られるかもしれませんが。
株価が下がったというだけで、こんなにわあわあ騒いでいられるって、平和でいいよねえと思うのです。誰も死んだり怪我したりしていないし、住む家はあるし、明日食べるものはじゅうぶんあるし、水道も電気もちゃんと通ってるし。

それに、上場企業の経営者でもなければ、株価は安い方がいいんです。安い方が配当利回り高いし、少ないお金でたくさん株買えるし。みんなスーパーのタイムセールは大好きなのに、なんで株価が安いのはキライなんでしょうね?どっちも安い方がいいのに。高い方がいいのは自分の収入、つまり給料とか配当くらいです。


というわけで。

株価がどれだけ上がろうが下がろうが、明日も陽は昇ります。

お店に行けば、手ごろな価格で品質のいい商品が溢れています。

電車やバスはいつものように定刻通りに、安全第一で運行されます。

オリンピックで日本選手は明日も活躍するでしょう。

夏休みだし、プールとか行けば、こどもたちの楽しげな声が聞こえるでしょう。


だから株価が1割ちょっと下がったくらいで悲壮な感じになるのはやめましょう。ニュースとかでわあわあ言っているのが気になるのなら、テレビやらPCやらの電源を切って、冷やしたスイカでも食べて🍉、あとは本を読んだりゲームをしたり、はたまた遊びに出かけたり、お気に召すまま夏を楽しめばよいと思います。


本文はここまで。

ここから下は株価チャートとかデータです。興味がある方だけ進んでください。


補遺

日経平均株価

日経平均株価の今日の終値は、23年末の株価を5.99%下回りました。年初来安値です。今日の下げ(下のチャートのいちばん右の陰線)がきつすぎて印象が薄いかもしれませんが、先週も、先々週も2,000円くらい下げています。下げ続きだったんですね。

日経平均株価の推移(2023/08/06~2024/08/05)


TOPIX

TOPIXの今日の終値は、23年末の値を5.88%下回りました。こちらも年初来安値です。だいたい日経平均と同じような動きをしています。

TOPIXの推移(2023/08/06~2024/08/05)


ドル建て日経平均株価

日経平均株価を、円建てではなくドル建てで見るとちょっと違った風景が見えてきます。7月は下げ一辺倒ではなく、むしろ上がっている期間の方が長いです。7月半ばくらいから下げ始めましたが、日銀総裁の会見のあった7月31日に向けていったん急反発しています。7月31日の段階ではけっこう高いところにいたんですね。8月に入って、為替が円高方向に急速に動き出したことと日経平均株価が下げ足を速めたことのダブルパンチで一気に崩れましたが。

ドル建て日経平均の年初からの推移
23年末の株価を100として指数化

7月10日頃には1ドル=162円近かったドル円レートは、その後徐々に円高方向に推移し、7月31日の朝には1ドル=153円くらいになっています。このため円で測った日経平均株価が下げ基調にある中でも、ドルに換算するとそうでもなかったのですね。

で、7月31日の日銀金融政策決定会合、総裁会見を経てドル円レートは1ドル=150円を割り込み。

追い打ちをかけるように、8月2日(金)の日本時間夜に発表された米国雇用統計が予想よりかなり弱く、ドル円レートは1ドル=146.5円で週末を迎え。

そして今日、8月5日にまた為替が急激に円高方向に向かい。20時時点で1ドル=142.4円付近にいます。23年末の為替レート(1ドル=141円)までもう少し。

ドル円レートの推移(2023/08/06~2024/08/05)


円で給料をもらっている我々日本の勤労者にとっては、もっともっと円高に進むのが良いのです。円高ということはドルが安いのだから、原油も小麦もiPhoneも安く買えます。


#日経平均株価
#日本経済新聞
#号外

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