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【出版ストーリー その④】書籍の書き方・効果的な推敲の仕方

キーワードが「インスピレーション」に決定。

それをもとに企画書を作り直し、編集者の方と3回の修正を経て完成!

「章立て」と章の中の「項目」を決めたので、次は本当にこの「章立て」と「項目」で1冊の本が書けるのかを、試しに書いてみます。

(えっ?試し書きするの?と思いませんでしたか?ちゃんと意味があるのです。また後日お伝えします)


時は2021年11月。

10000文字を目安としつつ書いていきます。


まずは書く。そして推敲する

過去に毎日ブログを書いていたこともあって、書くことに対して抵抗はありません。ただ、書き方に関して、以前は「書きながら直していた」気がします。1項目を書いたら見直して~と繰り返して進めていました。

今回の講座で学んだのは、「書く」と「見直す」は分けるということでした。

ブログのように1500字程度ならば、書きながら直していくでもよかったのですが、10000文字ともなると、「効果的な書き方」をしなければいくら時間があっても足りません。

書いている途中に手が止まり、考えはじめ、ちょっと調べものをはじめてしまうと、もう「書くモード」ではなくなってしまいます。

「考えるモード」に移ってしまいます。

「考えるモード」もすぐに定まればよいものの、大体にして「長考」になってしまいます。そして「長考」になると更に思考の渦に巻き込まれていく・・・。そんな体験を何度もしました。

そのため、項目は一気に書く、そして後から見直す、この流れは長文を書くためには必須だと感じたものです。


書いたものを見直すって何をどう見直すの?

書いたものを見直す。

言葉のままですが、見直すって何をどう見直すものなのでしょうか?

見直すためのルールみたいのはあるのでしょうか?

はい、あります!

見直しには流れがあるのです。

1度の見直しですべてをチェックするのは無理です。

最初の見直しで大まかに確認して、次にテンポを確認して、さらに細かく確認するなどチェックするポイントを決めて見直しを繰り返します。最低でも3回は見直すが必要ですね。


具体的には、

①大まかに確認する
・話の流れに違和感がないか
・1文が長すぎて読みにくくないか
・いきなり話題が飛んでいないか
・論理破綻していないか

②テンポを確認する
・文末表現はおなじものが続いていないか
・指示語、接続語は適切か
・専門用語が多すぎないか
・話し言葉を連発していないか

③細かく確認する
・表記のルールは守られているか
・誤字脱字がないか
・項目見出しと内容が一致しているか

といった感じです。


言われてみれば「そうだろうね」ですが、いざやってみると何となく見直していたことに気づきます。


推敲の精度を高めるために

推敲の精度をあげるポイントもあります。

・声に出して読む
ほとんどの人が目で読んでいくことでしょう。それを声に出して読むとちょっとした違和感に気づきます。

・時間をおいて読む
また、その時は「この文章でいいだろう!」と思うものが、3日も経って見直してみると、恥ずかしいことを書いていたり・・・笑
できるだけ書いた後に時間を空けるのは大事です。

・プリントアウトして読む
紙で読むと、パソコンのモニターではわからなかった発見があります。
なーぜ?不思議。

・他人に読んでもらう
身近に原稿を読んでフィードバックしてもらえる人がいるならば、読んでもらいましょう。
自分ではよいと思う文章表現が、他人からすると分りづらいということは往々にしてあるもの。ただし、逆ギレには注意しましょう。


文章を書くということ。これは、文字を書くよりも、書いたものを良くする「推敲」がとても重要だと気がつきいたものでした。


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