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装丁覚書・2017〜2018
2017〜2018年、主にDQ11で同人やってたときからの2冊です。
ホワイトトナー/プリントウォーク
発行日:2017年12月3日
印刷所:プリントウォーク
セット:カルテットセット
サイズ:B5
ページ:24p
表紙用紙:ポスト紙180kg マットPP
表紙刷色:特色マゼンタフルカラー印刷
遊び紙:クラシコトレーシング 星くずし
本文用紙:コミックピンク
オプション:ホワイトトナー
酔って酒のせいにして一夜だけ……という本なので、とろけたような白やモヤのかかった淡いイメージにしたくて、ホワイトトナーとトレペの遊び紙を使いました。
よく見ると下が黒い絵柄のところは透けて見えます。マットPPとトナーの質感の違いでうっすら盛り上がって見えますが、言われなければ気づかないくらいかも。
表3は図案部分が多いので光を反射してテカって質感の差がわかりやすいです。
ちなみにホワイトトナーが背表紙にもかかるデザインにしてしまったので「背にかかるところはトナーが剥がれるかも」と印刷所側から注意していただきましたが「細い線なのでそのままやっちゃってください」とお願いしました。4年前の本ですが未だに剥がれたり浮いたりなどはありません。
また「PP貼りの表紙にトナー印刷をすると静電気が発生する都合上、〆切よりも早めに表紙を入稿してもらえると助かります」と仰っていました。ちゃんとちょっと早めに入稿しましたよ!(なお本文は割増)
ホワイトトナーの版はこんな感じ。全てベタ100%にしましたが、ある程度%を薄めた部分があっても良かったかも……? でも質感の違いは100%にした方が出るし……と悩ましい感じ。またトライしてみたいです。
これはウォークさんで買えるクリアトナーとホワイトトナーの適正見本帳の一部ですが、ポスト紙のようなつるっとした紙より、紙自体のテクスチャがはっきりしているものに乗せたほうが面白そうです。クラフト紙にホワイトトナーとかやってみたいなぁ。
遊び紙はクラシコトレーシングの星くずし(白)。いい具合にもやがかかって、酒に酔った夢見心地感が出てます。本文もコミック紙のホワイトではなくピンクなのでトレペ越しに色味が透けて良い感じ。トレペにホワイトトナーで印刷するのも雰囲気出てて最高なんですけど、予算と納期がちょっと足りなくて駄目でした😇
OKムーンカラー+空押し/プリントウォーク
発行日:2018年8月10日
印刷所:プリントウォーク
セット:カルテットセットHYPER
サイズ:B5
ページ:72p
表紙用紙:OKムーンカラー 120kg ホワイト
表紙刷色:特色マゼンタフルカラー印刷
遊び紙:色上質 銀鼠
本文用紙:コミックブルー
オプション:空押し
以前、OKフロートに空押しの本を緑陽社でお願いしましたが、今回はOKムーンカラーに。OKフロートと同じくOKムーンカラーも空押しをすると熱で紙の質感や色味が変わります。
今回の本は「攻めへの愛を隠し続ける受け」というのがテーマだったので、「I Love You」の「Love」のみを空押し。
イラスト的に右上がぽっかり空いちゃったんで無難にそこへタイトルを押し込みましたが、なんかもっとデザインの工夫出来たな……と今では思います。IとYouだけ箔押しにするとかも良かったかも。お金ないけど……。
OKムーンカラーはパール加工が施してあるキラキラな紙です。プリントウォークのカルテットHYPERセットではキラキラ系の特殊紙が数種類選べますが、同じようなパール系の紙のキュリアスIRは玉虫色っぽく色味が変化するのがあまり好みではなかったので、こっちの方が個人的には好き。まだその二種類しか試したこと無いんですが……。
少しアイボリーっぽい色の紙が、少しくすんだような色合いのイラストの中の、光に透けた金髪の表現に相性バッチリでした。
ウォークさんのコミック紙ブルー、全然ブルーに見えないんですよね……言われてみればちょっとグレーっぽいかな?くらい。逆にピンクはすごくいい感じにピンクなんですが。最近は、シリアスな本はコミック紙ブルー、ラブラブ本はコミック紙ピンクって使い分けてます。
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