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ファッションリベラルアーツmagazine

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当ブログで連載中の「ファッションリベラルアーツ」に関する記事をまとめたマガジンです。 『衣服を哲学し、自由を着る』をコンセプトにファッションをより自由に楽しむための教養を発信して…
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記事一覧

本質的な“ファッション”は写真に映らない[ファッションリベラルアーツ vol.24]

バレンシアガのコレクションで見た“滑稽な光景”上記の写真は、BALENCIAGA 25年サマーコレク…

ファッションで比較するの、やめにしませんか?[ファッションリベラルアーツ vol.23]

某Xのタイムラインを横目で見ていると、ファッションに関する情報をポストしているアカウント…

映画『ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー』から考えるファッションの現…

注)当記事は、映画「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」をきっかけに“現在、…

過酷な環境が新しいファッションをつくる[ファッションリベラルアーツvol.21]

ここ数年、メンズファッションのトレンドとして「シアー素材」や「ノースリーブ」等の素肌見え…

“ファッションリベラルアーツ”という思考ツールの概説書

こんにちは、insomniaと申します。 当ブログ [ insomniaファッションリベラルアーツ ] では、…

ファッショントレンドやパーソナルカラーって、そんなに大事なんだっけ?[ファッショ…

いきなりですが、ファッショントレンドやパーソナルカラーって、そんなに大事なんですっけ? …

ハイブランドが無駄に高い理由[ファッションリベラルアーツvol.18]

かつてバレンシアガが販売し、一部界隈を騒がせた“20万円のゴミ袋(バッグ)”や“22万円のボロボロスニーカー”。 その価格の裏付けは一体どこにあるのでしょうか。 たしかに、20万円のゴミ袋にはカーフスキンレザー(最高級の牛革)が使用されていますし、22万円のボロボロスニーカーはまるで先ほどまで道端に落ちていたかのようなリアルなユーズド加工が手作業で施されています。 しかし、いくら素材や工賃を考慮しても“20万円”を超える値打ちを即座に感じることはできません。 では、次の写

ユニクロとコムデギャルソンのたった1つの共通点 -ファッションという破壊的イノベー…

日本が世界に誇るファッションブランド −ユニクロとコムデギャルソン−。 両者はまさに“ファ…

オーバーサイズの時代は終わった…から何?[ファッションリベラルアーツvol.16]

2010年代半ばから一大トレンドとして注目を集めるようになった“オーバーサイズ(ビッグシルエ…

ファッションを“理解しよう”という慢心[ファッションリベラルアーツvol.15]

最近はファッションを“解説”するコンテンツが増えたように感じます。 試しに『🔍 ファッショ…

ファッションとアートの関係性[ファッションリベラルアーツvol.14]

わたしたちが身に纏うすべての衣服は“デザイン”と“アート”に分けられます。 快適性を追求…

ファッションの脱正解主義[ファッションリベラルアーツvol.13]

注意)本記事は批判的に思える表現がございますが、筆者は全く批判的な立場にはありません。最…

誰がために服を着る −ファッションはもっと自由でもいいんじゃない?−[ファッション…

「最速でおしゃれになる方法」や「モテコーデ」、「オシャレな人とオシャレじゃない人の違い」…

古着、Y2K、クワイエットラグジュアリー…昨今のトレンドワードから得られる今後のファッションの洞察[ファッションリベラルアーツvol.11]

昨今、ファッショントレンドの移り変わりがどうも目まぐるしく感じられ、私たちのファッションを翻弄しているように思えます。 そう実感しているのは、わたしだけなのでしょうか… どうやら、そうでもないようです。 『VOGUE JAPAN』に掲載された「アルゴリズム化するファッショントレンド。私たちはなぜ、同じような服を着るようになったのか」によると、近年、トレンドのサイクルや寿命が短くなる中で「トレンド疲れ」を感じる人々が出現し、トレンドに左右されないような“周囲に溶け込む目立たな