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景気の良い話ばかりする張りぼてコンサルには心底ご用心!

ビジネスをやっていれば皆さん同じような経験があるかもしれませんが、自社にとって良い話などは結構たくさん来るものなのです。大手企業からお声が掛かったとか、珍しい問い合わせが来たとか。それ自体は素晴らしいことだと思いますが、往々にしてそうした話が先に進むことは稀で、途中とん挫、1年単位で時間がかかるなど、大きい話ほど先に進まないのが本当のところ。

当社もそうしたことをイチイチSNSに書いていたらキリがないので、よほど珍しい案件であったり、読んでくれている人たちへのネタになるものしか書かないようにしています。その一方で、話があったことを全部書いて、さもそれがすべて成立しているかのようにまくしたてる似非コンサルもいたりします。内情を知らない人からすると、やっぱりこの人はすごい人なんだと錯覚を抱きがちですが、数か月経ってみて、まだその話が継続しているかどうか確認してみてください。大抵がその時の打ち上げ花火として終わっていることでしょう。

確認する方法としては、その人の近くにいるであろう人に直接聞いてみるのが一番です。案外そういう人は親切に教えてくれるものなので、「あの時あの人が言っていた話ってどうですか?」と聞いてみましょう。そもそも人にどうなったのか?と思われるくらいなので、間違いなくとん挫していることがほとんどでしょうが、いろいろリアルな話が聞けると思います。また、当該人物に周りの人がいないようであれば、近づくことはやめておきましょう。人格等が最悪で誰も寄り付いていない証拠です。

実際問題私としても、以前にとあるFCをやっていて、その大元の社長から声を掛けられたいろんな方が相談に来られたことがありました。

「実際のところやってみてどうですか?」

という質問に対して、全員に対して今はやめといた方が良いと回答しました。(詳細は割愛しますが)結局その通りになり、私自身も店を畳みました。しかし、相談を受けた方たちからは感謝の言葉を頂きました。ビジネスがうまくいかず自暴自棄になって人を巻き込んでしまったら無駄に敵を増やしてしまうだけですから、その辺は気を遣いました。

景気の良い話だけではなく、景気の良い話も悪い話も、ライトにポップに語り続けていると人は自分に興味を持ってくれるようになります。そうすると人の輪も増えていきますので、景気の良い悪いに惑わされず、冷静に少しずつ続けていきましょう。逆に、景気の良い話だけ書く人間には要注意ですよ。

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