見出し画像

ビジネスで一番大事な「やり方」を教えられない「考え方」コンサルタントは害悪

人間が行動するためには、その行動を起こすための「考え方」を持っていないと、そもそも行動ができないので「考え方」というのはとても重要です。

ウィリアムス・ジェームズの名言として、元プロ野球・メジャーリーガーの松井秀喜さんが著書にも引用されていることで有名な言葉。
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

ゆえに、心を変えるための考え方(思考)を変える必要がある、ということです。

これ自体に異論はありませんが、これは人生全般に関する話。果たして、ビジネスに関していえば、特にスモールビジネスを立ち上げる・運営するに関しては最低限の考えた方があれば十分です。人生の修練と呼ばれるくらいの考え方は必要ありません。

簡単に言うと、物販でもコンサル系ビジネス、代行事業なんにおいても、ビジネスを立ち上げるうえで求められることは、収益が出そうなビジネスを始める→必要なリソースを確保する→小さく試してみる→もう何度か試してみる→告知を広げる→リソースを拡大する→経費を調整して利益を確保していく、というイメージです。

ここに考え方(思考)は、それこそ考えをはさむ余地はありません。そこでコンサルが教えるべきことは、生徒のそれぞれのステージに応じて要求される「やり方」なのです。つまり、ノウハウを教えることこそがコンサルの仕事でありながら、「考え方」ばかりを伝えているというのは単純にノウハウがないのです。そういう人はコンサルとは呼びません。「考え方」が必要になるのは、それこそ1億円、10億円規模、会社を上場させるというタイミングで、非常に多くのステークホルダーとかかわることになった際に、決断することが多くなった時です。まぁ、「考え方」だけ伝えているのは楽ですからね。私はそうした人間は軽蔑の対象だと思っています。

どんな立派なことわざを唱えても、給料・支払いをしなければ従業員・取引先はついてきませんし、むしろ訴訟されることになります。また、どんなに高邁な社会貢献思想を掲げても売り上げが伴っていなければ銀行は融資をしてくれません。

「考え方」ばかりを言っているコンサルに限って、銀行からの借り入れの進め方を知りませんし、むしろ、「借り入れは悪」のようにおよそビジネスにかかわる人間とは思えない発言をしたりします。

コンサルを選ぶ際は、自分が見てもらいたい領域とそれをアドバイスできるコンサルであるかどうかを見極めるようにしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?