見出し画像

まずはきっかけが大事。

こんにちは、あらのです。
お日さまの温かさがありがたく感じる季節となりましたね。
読書の秋。というわけではないのですが、2か月ぐらい前から、浅田次郎さんの中国歴史小説にハマっています。

実は恥ずかしながら、浅田次郎さんと赤川次郎さんをごちゃ混ぜにしていました。

赤川次郎さんて、三毛猫ホームズなどの読みやすく明るい感じの作品だけでなく、こんなに壮大な歴史小説も書けるお方とは。
なんて才能豊かなんだろう。と思っていたのです

壬生義士伝 みぶぎしでん

(これはもう感動で、親子の愛が苦しいほど切なくて、何度も嗚咽するぐらい泣きました。)
を読んでいる途中、

「あれ?三毛猫ホームズの著者って、浅田次郎?赤川ではなかったか??」

と頭をよぎり、調べたところ別人でした

なんと!赤川次郎と浅田次郎。今までごちゃ混ぜにしていた!

と自分でも笑ってしまいました。


壬生義士伝 からの

大名倒産

(これは明るく楽しく笑えます)

と読んでいき、浅田次郎さんの織り成す世界にどっぷりハマってしまったのです。

さて、次は…
と思い、本を探していたところ

「蒼穹の昴 そうきゅうのすばる」を。

気軽な気持ちとは裏腹に、なんと壮大な中国歴史小説でした。

日本の歴史ですら苦手だったし、ましてや中国の歴史なんて本当に分からない。何とかなるかな、とオーディブルで耳読したところ、ナレーターの平川正三さんのおかげで、なんとなーくですが意味が分かるようになり、3回繰り返し聞いたら、不思議とだんだん理解でき、そのストーリーの面白さにどんどん飲み込まれていきました。

宝塚でも演じられているほど有名なお話でした。


蒼穹の昴は全四巻。

全四巻読み切ったー!!

と達成感に浸っていたのですが、実はまだ続きがありました。

その続きというのは、蒼穹の昴、珍姫の井戸、中原の虹、マンチュリアン・レポート、天子蒙塵、兵諌と続いているものでした。

フルマラソンを走り切ったところで、さらにあと5往復して来てね。とでも言われているかのような疲労感が蒼穹の昴で出てきた主人公の行方は知りたいので、中原の虹(全四巻)までは頑張ろうかなと思っています。

歴史小説。ましてや中国歴史小説。

ナレーターの平川正三さんのおかげで、歴史に疎いわたしでもストーリーに引き込まれました。

男女の声音も使い分け、感情表現も豊か。

密かに、この壮大な全シリーズも、平川さんのナレーターでaudibuleで聞けるようになるといいなと思っています。

今では図書館で中原の虹の第二巻を借り、四巻にわたる長い物語に挑戦しています。

本文にちょこちょこ出てくる「シェンピェン茶」

沖縄に住む祖母から送られてきた、さんぴん茶を思い出し、本のお供はさんぴん茶。

沖縄(琉球)と中国。歴史をほんの少しかじっただけですが、似ている部分が多く、沖縄と日本の関係。もっと言えば、琉球と日本、清国の関係などに思いを馳せてみたりと、読書をすることで世界が広がっているなと実感しています。

少しでも本の中の世界に近づくために。

物語の中で度々出てくるサンピン茶を飲みながら楽しんでいます。

この本に出会えたことで、年齢を重ね、新しい知識に接することの重要性を再認識しています。

学生時代にもっと歴史に興味を持っていたら…

もっと勉強していたら…

と、足りない部分。不足している面を数えても仕方ないのですが、

大人になってからでも、新しい知識に触れ、感動し、自分の教養の一つとして豊かさを深められるんだ。

と自分の中に感じている部分、持っているものを認識することの方が大切だなと。

初めての中国歴史小説に挑戦することは、最初は分からないことが多くて不安でしたが、オーディブルとナレーターさんのおかげで、自分でも驚くほど楽しむことができました。

新しい分野、大げさかもしれないけど、未知の分野に足を踏み出すこと。
もちろん最初は戸惑うこともあるかもしれない。
でもい乗り越えたら素晴らしい経験が待っているかもしれない。
そんな気持ちを少しでも感じてくれたら、それは一歩踏み出したことと同じなような気がします。

今回、中国歴史小説に触れられたことを嬉しく思います。

こんなことを言うのは、口はばかるのですが、
浅田次郎さん。すごい!!!笑


ではではまた。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?