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人事のお仕事

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一人目人事の役割

こんにちは、カミナシという会社で人事をしている井上です。 今回、オープンな採用〜実はうちって〇〇なんです〜 Advent Calendar 2021 にお誘いいただき参加させていただきました。 カミナシは会社のバリュー(価値観)として『現場ドリブン』、『全開オープン』、『β版マインド』という3つを掲げています。 「『全開オープン』というバリューを掲げている以上、これはお誘いを断るわけにはいかない!」という思い駆られ、筆を執らせていただいた次第です。 ▼カミナシのバリュ

カルチャーに全社で向き合う時間が予想外の学びも生んでいた話

こんにちは!カミナシHRの井上(@INOUERAY)です。 先日、『カルチャーに全社で向き合うワークショップ』という社内イベントの企画・運営を実施したのですが、その中での自分自身の気づきや学びが大きかったので、noteとして書いてみることにしました。 今回のワークショップ実施の背景や狙い、また狙い通りに得られた成果、そして想定していなかった大きな成果についてご紹介できればと思います。 全社でカルチャーに向き合うワークショップ、結論おすすめです。 全社で時間を使い、カル

2人目人事、どうする?スタートアップでHRをチーム化するときに考えたこと。

こんにちは!カミナシHRの井上(@INOUERAY)です。 昨年5月に1人目人事として入社してから1年半、実は今、HRは3名体制になりました!🎉 ところで知人の人事と話をしていると、2人目人事の採用やHRのチーム化・チーム運営について悩まれているスタートアップ人事の方も多いと感じます。 そこで今回、そんな方にとっての参考情報になればと思い、「2人目以降の人事の役割イメージや自分との分担をどう考えたか」について書いてみようと思います。 ちなみに「どうやって採用したか?」

全社ワークショップで Notion と Slack を駆使してみた

こんにちは!カミナシHRの井上(@INOUERAY)です。 先日、全社での対面ワークショップを設計・実施しました。 今回は全社員が対面で集まり、「組織」という抽象度の高いテーマを設定したワークショップだったのですが、社員も増え60名以上・ワークグループも10以上となるそこそこ大規模(?)のワークショップとなりました。 そして、対面でありながら Notion や Slack というオンラインツールをワークのアイテムとして駆使しながら運営してみる試みをしてみたのですが、思い

ミッション・ビジョンの自分ごと化は難しい。そんな前提で取り組んだ「ミッション・ビジョン」と「自分自身の情熱」に向き合い、結びつける場のデザイン

こんにちは、カミナシHRの井上です。 最近、年次のAll Hands Meeting(いわゆる全社総会)のメインコンテンツとしてミッション・ビジョンに向き合う場を企画しました。 今回は、その際の企画プロセスや実施後の気づきについて振り返りも兼ねて綴ってみたいと思います。 自分自身、「MVV浸透って、具体的にどんなことをしていけばよいのかなぁ?」という暗中模索していた中で、1つのかたちになった感触もありました。 HRとして同じように文化醸成やMVV浸透に取り組まれている

総勢100名規模のオンラインワークショップを運営成功するために工夫したポイント 〜「バリューを見つめ直す」がテーマの全社ワークショップ〜

こんにちは、カミナシHRの井上です。 今回は、社内ワークショップの企画・運営ネタを書いてみたいと思います。 カミナシではミッション・ビジョン・バリューに向き合う機会をさまざまなかたちで設けていますが、今回は「全社員でバリューに向き合う」というテーマのワークショップをオンライン形式で実施しました。 その企画実施に関する試行錯誤や、実施した学びについてご紹介したいと思います。 今回は特に、Zoomのブレイクアウトルーム機能を用いてグループワークを実施したり、グループごとにフ

人事制度立ち上げの次の山。組織変化に合わせた”人事制度アップデート”にどう向き合うか?

こんにちは、カミナシHRの井上です。 2021年6月に最初の人事制度をリリースしてから約2年。2023年7月にメジャーアップデートといえる規模の人事制度改定を行いました。 以前に公開した以下noteでは、人事制度の立ち上げタイミングで意識するべきことなどについてまとめていましたが、今回はいずれ訪れる次の山である「つくった制度のアップデート」にどう向き合ったか?を綴ってみたいと思います。 良ければ以下のnoteも併せてご覧ください。 さて、このnoteの前半(Part

人事のキャリアにおけるワークショップのデザイン&ファシリテーションというスキルの意義について考えてみる

人事はハイレバレッジな仕事だと思う私が人事に携わるようになったきっかけは偶然だったのですが、それを続けているのには明確な動機があります。 いきなり何の話かとお思いになるかもしれませんが、自分ひとりの影響力って限界がありますよね。 例えば自分がどんなに成長しても、プレイヤーとして今から生産性を10倍にすることはおそらく難しいですし、チームマネジメントしたとしても自分がメンバーに直接関与できる時間は、どんなに頑張ったとしても1日10時間程度が限界。 つまりは、必然的に自分ひ

全社で1つの課題に向き合う場をつくる 社内ワークショップの設計とファシリテーション5つのポイント

こんにちは!カミナシHRの井上(@INOUERAY)です。 今回は、最近取り組んだ社内ワークショップ企画・運営を振り返り、「社内ワークショップの設計とファシリテーション」というテーマでお話してみたいと思います。 「人事施策の手段としてワークショップやってみたいけど実際どうなんだろう?」という方 「”ちょっとワークショップやって!”と急なオーダーをされたけど何も分からないー!」みたいな方 にとって参考となるようなお話になれば幸いです。 💝 ワークショップで全社メンバー

スタートアップの採用体制づくりに思いを馳せる 〜CoE&HRBP体制の早期構築は吉か?〜

こんなことがありまして、大作かどうかはアレですが遂にスライドができあがってしまいました。 せっかくなので公開してみようと思います。不完全な仮説だと思うので、これを肴に色々ディスカッションできると嬉しいなと思ったりしています。 ※話してやっても良いぞ、という方、Meetyはこちらです。 きっかけ(導入)課題意識の1つめと2つめはそれぞれ別のタイミングで認識したものですが、それぞれ採用担当者が価値貢献を最大化していく上でのボトルネックになる要素として感じています。 なお、

採用選考プロセスの質を高める2つの「申し送り」

こんにちは!カミナシというスタートアップで人事をしている井上 玲(@INOUERAY)と申します。『採用 Advent Calendar 2021』のお誘いをいただき、参加させていただきました。 今回は、私自身がその重要性を再認識させられている「申し送り」について書いてみようと思います。 はじめに採用選考における申し送り、現場の面接メンバーに任せっきりになってませんか?恥ずかしながら私は結構そうでした。 正直、何もしなくても全く申し送りが行われないことは無いでしょうし、

採用PR雑感、自社メディア編

「採用○○」というワードを使うとだいたい”○○”の人々が苛立ちを覚えるというのが定番なのですが、そんなことはいったん置いておき、採用PRの話です。 直接関わっている訳ではない立場なものの、「採用PRブログのコンセプトを決めていく」という話を耳にして、せっかくならと自分なりにも考えてみました。 「どんなメディアにしたいか(WHAT)」より先に「何のためのメディアか(WHY)」まず、いきなりメディアのコンセプトを考えるのではなく、採用PRにおけるメディアの役割、候補者体験にお