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一人一人が残したい未来に一歩踏み出せば、必ず良い日本になると信じている。


どんな状況でも希望はある。苦しくなっても、夢や希望を諦めない。
夢や希望を持てる、持つ方々を応援できるニホンを創りたい。

それが我々大人の、未来を担う若者や子どもたちに対する責任ではないでしょうか?

では、それを実現するにはどうすれば良いでしょうか?一緒に残すべき未来を考えていきませんか?

■なぜそう思うようになったか?

私は72年に生まれ、日本の高度成長期の成長と共に日本が豊かになる過程を過ごしてきました。そしてバブル後期を高校生、大学生として過ごしました。

大学はフランス文学を専攻し、フランスに留学しました。フランスでは日本車や日本の電機メーカー、カメラメーカーなどを知らない人はいなかったことに驚きました。
多くのフランス人は日本の事は知りませんでしたが、日本企業のブランド力は絶大でした。
それは、当時フランスにいた小さな存在である日本人である自分にとっての誇り、アイデンティティに近いものだったと、今振り返ると思います。

その後、大学を卒業し就職活動を行うときには、もうバブルは崩壊していていました。
苦労してなんとか専門商社に就職し小売業向けに営業をしたものの小売業は毎年売上が前年割れという状況が続いていました。

北海道拓殖銀行、山一証券などの大手企業の破綻、さらには阪神淡路大震災、オウム真理教のサリン事件など、1991年から2001年までは経済的にも社会的にも暗い状況が続きました。

さらに、2008年にはリーマンショック、2013年には東日本大震災、そして2020年~現在においてコロナウイルスによるパンデミックが続いており、「失われた30年」がさらに延長することが確実になってきています。

私は2007年から採用支援の仕事に従事し、10年以上、大学時代に自身の日本人としての誇り、アイデンティティだと感じた製造業に関わってきました。

その中でこの10年近くずっと考えてきた大きな問いは、「なぜ世界を席捲していた、日本の製造業、特に80年代世界最強と言っても過言ではなかったエレクトロニクス産業が衰退しつつあるのか?」ということです。

しかし、考えれば考えるほど、製造業の未来に希望を見出しにくくなり、希望を失いかけていた自分がいました。

それを真剣に考えるために2018年から大学院に行きました。そして論文を書く中で出会ったのが、安宅和人さんの『シン・ニホン』です。

本を読んで、まず「この国はもう一度、立ち上がれる」という言葉に痺れました。

そして、序文に書かれていた「単なる悲観論、それは逃げである」という言葉
そう、自分は何か大事な事から目を背けようとしていたのではないか?悲観論で片付けようとしていなかったか?逃げようとしていなかったか? 胸にグサリと来ました。

社会人駆け出しの若いころ、自分は口だけの人間に対して非常に反発していました。正直、心では軽蔑していました。
その中で何度もくじけそうになりながら、負けるものかと歯を食いしばり、逃げたくなる気持ちを抑え、苦しい時を乗り越えてきました。
しかし、今の自分はどうか?
口先だけの人間、大人になっているのではないだろうか?
「批判だけするのは簡単、評論家はいらない。手を動かせ」という安宅さんの言葉が、私を揺さぶりました。


■『シン・ニホン』とは?

そんな中とあるきっかけから『シン・ニホン』の読書会に参加する機会があったのですが、そこで出会った方がみなさんとても素敵な大人の方で、こんなにも未来に対してポジティブで素敵な方がいらっしゃることに感動しました。


読書会に参加したことで、ピュアな自分に向き合い、戻れた気がしました。
昨年のコロナ禍初期の中の開催ということもあり、当時は不安な気持ちが強かったのですが、毎週の読書会に参加するのが楽しみで、参加するたびにみなさんから元気をいただくことができました。

実は、自分のような人は特に中高年、同世代の氷河期世代である、団塊ジュニア世代に多くいるのかもしれない。であれば、そういった仲間を増やしていきたい。そうすれば、仲間を通じて元気を取り戻し、それが結果的に明るい日本につながるはずだ。
読書会を通じて、コミュニケーションすることで、元気な世の中、日本を創りたい!
そう考えるようになり、その後シン・ニホンアンバサダーに応募しました。

今、足元ではコロナの猛威がさらに脅威を増しており、先が見えなくなってきています。まだ出口が見えない。もしかしたら、出口は無いのかもしれないという空気も渦巻いています。
この状況で、夢や希望を語ることは難しいかもしれません。
しかし、困難や不安がある時こそ、希望が大事なのでは無いでしょうか?

コロナが収束したら、家族と、友人と、仲間と、こうしたい、ああしたい。
コロナを通じて感じた痛み、不安、不満を変えていきたい、パンデミックの脅威から家族と、友人と、仲間を助けたい、そういった世の中を創りたい。

そういった夢や希望が目の前や明日、明後日を乗り越えるための勇気や行動につながると思っていますし、夢や希望がなければ、この人類未曾有の災害をみんなで未来に向けて乗り越えていけないのではないでしょうか?

そして、そうした夢や希望には、誰かのため、日本のため、社会のためといった他者への愛や優しさ、共感が必要だと考えており、それが今日本に一番足りないことではないか? と個人的に強く想っています。

私は一児の親として、同じ親世代を多く巻き込んで、私達の子どもたちが、日本で希望や夢をもっと持てるようにこれから活動していきたいと思います。

■『シンニホン読書会』とは?

シンニホン公式アンバサダー、読書会は心理的安全性が非常に高い会でした。
初めて会ったにもかかわらず、なぜかすぐに打ち解けて話しやすい、特別な雰囲気を持った素晴らしいグループです。

下は高校生、上は60代、学生から会社員、公務員、自営業など、様々なバックグラウンドを持った人が集まっており、非常に多様性のあることも特徴です。

参加する全員が自分事として、それぞれの残すべき未来を考えているため、他人事のような批判が起きない。相手の考え、意見を尊重し、共感することができている。

こういったグループは過去の自分の経験においても、ほぼなく、とても貴重なグループだと考えています。私はアンバサダーの活動を通じて、『シン・ニホン』に共感する仲間を一人でも多く増やしていくことが、この閉塞感が強い日本を変える原動力になり、残すべき未来を実現する一つの強い力になると信じています。

みなさんも、これからの未来に向けて一緒に考えていきませんか?
一人ひとりの想いや、一歩踏み出す行動が必ず良い日本につながると信じています。

興味や共感していただいた方はぜひ読書会にご参加いただきたく、連絡をお待ちしております!


一緒に未来について考えていきましょう!!
最後までお読みいただきありがとうございました。




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