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経営幹部としてのマネジメント&キャリア成功術!

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経営幹部としてマネジメント力を発揮するための具体的ノウハウ、経営幹部としてのキャリアの在り方・歩み方についてご紹介します。
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#人材紹介会社

実はあなた自身が、自分を「非中核人材」へと追いやっている!

野心がある人からの転職ご相談で、よく散見されるのが「会社は自分を中核に置いてくれない」「実績からすれば、自分のほうが先に昇進してしかるべきなのに」というような現職不満からの転職ご相談です。 確かに実力は十分。実績もあげていらっしゃる。 なのに、その人を上の役割に引き上げない。プロジェクトのヘッドにしない。 会社は彼らに意地悪をしているのでしょうか? いえいえ、このようなことになっているのは、9割以上は当人に問題があるのです。 それは、その人が 自分のキャリアファースト

40~50代の幹部クラス採用で「採用ミス」を回避する6つのチェックポイント

ここ最近、非常に増えているのが、短期(数ヵ月~1年以内)での再転職に踏み切る、「40~50代の幹部クラス転職者」です。中には短期転職を、一度のみならず複数回繰り返している人も急増しています。 短期転職の理由は様々ですが、転職者側から見た理由は、大きくは以下の3つに大別されます。 転職者側も企業側も、選考プロセスの中でお互いに確認・チェックをしていたはずですが、こうした転職者側の事情による短期離職が非常に多くなっており、当社にもそうした方からの再転職相談が殺到しています。

昇進レース、中間管理職で止まる人・役員に上がる人の違いとは?

当社では長年の実例検証と分析を重ねた結果として「経営者力診断」を開発・提供しています。 この診断の骨格となっているのが次の方程式です。 経営者力=(構想力+決断力+遂行力)×リーダーシップ力×学習力・習慣化力 「構想力」「決断力」「遂行力」の3つが骨格の3要素であり、足し算で表しています。この3つにレバレッジを効かせるのが、「リーダーシップ力」と「学習力・習慣化力」で、掛け算になっています。 マネジメント力の高い人は共通して、この5つの力を発揮して日々の現場に臨んでい

部下のやる気を引き出す【究極の5つの特性】

「部下のやる気に火をつけたい」……経営幹部なら誰しも、普段からそう思っているものでしょう。しかし、部下にただ「やる気を出せ」、「頑張れ」などと言っても、必ずしもやる気が出るものではなく、場合によってはむしろやる気がダウンしてしまうこともあるかもしれません。では、どのようにすれば部下のやる気を引き出すことができるのでしょうか。 「動機付け」や「モチベーション」は、心理学の世界でもかねてより関心の高い、人気のテーマでもあり、様々な研究者が研究・理論発表を行っています。中でも有効

マネジメント人材に求められる「アート」「クラフト」「サイエンス」

経営人材として抜擢される人には、論理思考力と人間性の両面が求められます。この「理」と「情」を高いレベルで兼ね備えた人が、最終的に社長になる人といえます。どちらが欠けても駄目なのです。 経営学者のヘンリー・ミンツバーグ教授(カナダ、マギル大学デソーテル経営大学院クレゴーン記念教授)は、経営には「アート」と「クラフト」と「サイエンス」の3つが必要と語りました。まさにです。 これまで各処でこれにまつわるエピソードをご紹介してきました。現在連載中の『THE GOLD ONLINE