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投資政策書とは、お客さまが投資に関する意思決定を行うための裏付けとなる書類です。これを作成することによって、お客さまの意思決定が、お客さまが描いている最終的な姿(ファイナンシャルゴール)に沿っているかを確認することができます。


●投資政策書とはどんなもの?

お客さまが描いている最終的な姿に沿っているかを確認し、関係者間のコミュニケーションを図ることができます。

投資の意思決定と、その後の運用が明確な投資政策に基づいて行われたことの証明になり、投資政策書の作成により投資政策を記録しておくことになります。


●投資政策書の役割およびその内容について

<目標設定について>
過去の収益率等から計算した期待収益率を設定し、現時点で確定しない不確実性等を分析して、投資のガイドラインを設定します。

<資産配分方針の決定>
お客さまが描いている最終的な姿になるような分散投資を実現するための資産配分を決定します。

<運用管理手続きの確立>
運用する資産クラス、金融商品の選択等の運用管理手続きを確立します。

<コミュニケーション手続きの確立>
運用にかかわる全ての関係者間で、運用のプロセスとお客さまが描いている最終的な姿に関するコミュニケーションを図るための手続きを確立します。


メリット・デメリット


●投資政策書を利用するメリットにはどういうことがあるの?

1) お客さまとアドバイザーの間で、投資政策がルール化されることにより、感情に流されない規律に基づいた投資意思決定を行うことができます。


2) ファイナンシャルゴールと期待収益率を関係者間で共有することができます。


3) 運用成績を評価する手法が確立されるため、公正な運用成績測定を行うことができます。


4) 関係者の間での誤解を避け、各関係者が何を行うべきかの役割が明確化されます。


5) 金融危機前後のような相場の乱高下等のある変動しがちな運用環境下においても、慎重な投資の意思決定を行うことができます。


6) お客さまと関係者との間での投資政策に関する円滑なコミュニケーションを図ることができます。


7) 投資の意思決定が投資政策書に基づいて行われ、お客さまのファイナンシャルゴールを実現するためにサービスが適切になされているかの記録となります。


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●投資政策書を作成するための必要情報はどんなもの?

<プロフィール>
本人・家族の名前、性別、年齢、誕生日、連絡先、勤務先・役職等

<税務申告書> 最新の税務申告書(個人)

<決算書>   3年分の税務申告書(法人)

<保有資産・負債>
金融資産、生命保険、年金保険、不動産、自社株、死亡退職金、その他資産、負債

<公的年金>
国民年金、国民年金基金、厚生年金、厚生年金基金

<世帯の収入>
給与収入、事業収入、不動産収入、金融収入等

<世帯の支出>
所得税・住民税、社会保険料、生活費、住宅費、教育費、保険料等

<投資スタンス>
ファイナンシャルゴール、リスク許容度、投資適合性等


以上、投資政策書についてになります。



夢


あなたの理想とするゴールはどういうものですか?


理想とするゴールを手に入れるために、

計画的に人生を歩んでいけたらいいですね。

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