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●複利とは?
元本とその元本につく利息の両方に、新たな利息がつくことです。

逆に元本のみに利息がつくものを『単利』といいます。

例えば、元本100万円を利率10%で運用した場合、20年後、30年後には「単利」と「複利」で大きな差がつきます。これが複利の力なのですが、後から表でご説明します。

単利と複利で違いが出るのは1年を経過してからです。

単利は、元本がずっと同じ100万円なので、利息もずっと同じ10万円です。

複利は、利息を元本に組み入れるので、利息が段々と増えていきます。

これを長期間運用するとどうなるのか?表にしてみました。

<元本100万円を利率10%で運用した場合(単利と複利の違い)>

単利と複利

最初のうちは単利と複利でそれほど差はありませんが、10年、20年と時間が経つにつれて大きく差が開いていくのがわかると思います。30年後には、単利のときは元本の4倍ですが、複利のときは約17倍となっています。単利と複利の差は約4.3倍の違いがあり、金額で約1,340万円の差になります。これが複利の力です。


●時間が経つにつれて複利効果は際立ってきます。

単利と複利の違い


●複利の計算は『72の法則』というのがあります。

複利の計算は、表計算ソフトを使って行うこともできますが、簡単な計算方法がありますので覚えておくといいでしょう。『72の法則』といいます。

「年の利回りで72を割る」と、元本が倍になるまでの年月がわかります。例えば、上記の例で10%のときは、
72÷10=7.2  となり、7年と2.4カ月後に2倍になることがわかります。

6%のときは、

72÷6=12  となり、12年後に2倍になります。

長期で資産を運用することがいかに大事なことか?よくわかると思います。

そして、複利の力を利用することによって、最後には大きなパフォーマンスの差となって表れてくることが理解できると思います。

上昇カーブ

あなたは、単利で資産を運用するか?それとも複利の力を使って資産を運用するか?どちらがいいですか?


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