処理水、海洋放出決定！

　東京電力福島第一原発で増え続ける汚染水を浄化処理した後の水の処分について、政府は4月13日の関係閣僚会議で、原発から福島沖へ海洋放出する方針を正式決定しました。

2年後をめどに放出をはじめ、懸念される風評被害は東電が賠償するとなっています。

全国漁業協同組合連合会は『到底容認できない』と放出決定に抗議声明を出したようです。

政府と東電は放出に必要な地元の理解を、本来は得ないといけないと私は思います。

※中国タオバオのECモールです。

私は、中国のタオバオというECモールに健康と美容をテーマにしたネットショップを2016年12月～2017年2月ごろに出店していました。

昨年の2020年11月1日の独身の日の売り上げは5.3兆円であったと言われています。（コロナ禍で2割ダウンとのこと）

これがどれぐらいすごいのか？と言いますと、

2019年日本で一番売上げの大きいECモールである楽天は、年間で約3兆9,000億円売れました。

楽天が一年間で販売した売り上げよりも、中国で一日で売れた売り上げのほうが大きいという事実。

私はチャーニーズドリームではありませんが、会社の事業として中国のタオバオに出店していました。

2017年当時も、福島の原発の風評被害は存在していました。

福島近郊で取れたもの（食べ物）、取れた可能性のあるもの（製造及び加工品）、東日本及び関東地域で作ったものまで、中国はタオバオに出店規制をかけていました。

日本から持ち込んで販売することはできないルールが敷かれていました。

汚染水が海に漏れ出しているのではないか？という疑いで、日本から中国へ販売するビジネスは大きなダメージを受けていたと記憶しています。

このことを考えると、今度は本当に海に汚染水を流すのです。

今まで汚染水を流していなくても、人体に危険があるかもしれないと言って、購入してもらえなかったのに、今度は浄化処理した後とは言え、元は原発内の汚染水です。

風評被害が全くなく、過ごせるとは考えにくいです。

漁業関係者が怒るのも無理のない話であると思います。

なので、日本政府や東電にはもっとしっかりと考えて頂きたいと思います。

また、このあたりの処理ができないうちは原子力発電の再稼働は控えていただいたほうがいいように思います。

原発で得るものもあるのかもしれませんが、もし何かが起こった時に処理できないことがあるうちは、進めてはいけないのではないかと思います。

誰かが苦しんだり悲しんだりすることは、同じ人間はもう選択してはいけない時代になっていると私は思います。

人間は本来助け合って生きていけるのがいいと思っています。

誰かの犠牲の上になりたつ生活は、もういらないと思いました。

あなたはこの汚染水の処分についてどう思いますか？