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子育てにもFOMOっぽい側面あるなぁと思ってる話

Clubhouseが日本で話題になって半月くらいに経ちましたね!Twitterのタイムラインとか見てると初期の爆発的な熱量から少し落ち着いてきてるような状況でしょうか。とはいえ、引き続き大きな影響力を持ち続けることは間違いなさそうです。

今回のClubhouseの流行に伴って多くの人が「FOMO」というワードを目にしたと思います。「ClubhouseはFOMOを上手く刺激してるから成功した」みたいな分析記事が多く出ましたよね。

で、このFOMOというワードをよく見かける前からたまたま個人的に少し考え方が変わったことがありました。

自分には今9才と7才の子供がいるんですが、彼らと接する時間や優先順位などがこの1年くらいで変わってきてまして、たまたまですがこれって今流行の「FOMO」っぽい側面もあるなあと思ったので、まとめてみることにしました!


FOMOとは?

今さら細かい説明などは不要かと思うので簡単に。直訳すると「取り残されることへの恐怖」というらしく、もうすこし細かくいうと「自分がいない間に他の人が利益を得ている(自分が損をしている)のではないかと、不安になってしまう心理」みたいな感じですかね。

Clubhouseは配信のログが残らないので「自分だけがめちゃくちゃ面白い話を聞き逃しているのではないか?」という不安からアプリの通知をつい開いちゃう、みたいな分析が多くあると思います。

でもこれって当然ですがClubhouseだけではなく日常の中でも同じようなことがあるわけで、「同じ部署のみんなが飲み行ってるのに自分だけ残業で参加できない」とか「友達の飲み会に誘われたけど予定あっていけない」とかもまさに日常的なFOMOなのかなと。

もちろんこれは会社の同僚とか友達だけではなく家族が相手でもおこる心理かなと思ってまして、特に2人の子供が小学生に入学してくらいから、すごくその気持ちが自分の中で強くなっていきました。

小学生の折り返し地点に来たいう衝撃

下の子供が小学校に入学した時、上の子供は2個上なので当然3年生に進級しました。ここで父親として気付いたのが「あと1年経つと4年生になり小学校は後半戦になる。しかも卒業したら中学生になる」という事実でした。

めちゃくちゃ当たり前の事実なのですが、10年近く子育てをしてオムツをかえたりお風呂に入れたり寝かしつけなどをしてきた子供が、中学生になるという近い将来をそこで初めて意識しました。

自分の中学生時代を思い出すだけでもそこには既に学校や友達などの社会が存在し、あらゆることを考え始める自我が生まれていました。そこに「親や家族」が無いわけではないですが、優先順位としては極めて低かったことと覚えています。

子供たちもあと数年でそうなると思った瞬間、小学生(子供)でいる残りわずかの時間の希少性が増し「できる限り取りこぼしのないように子供たちと同じ時間を共有したい」という想いが急激に増えてきました。

Clubhouseとは少し文脈が違うかもしれませんが、これこそが自分が子育てに感じているFOMO的な側面です。

子供の変化や成長は希少性がヤバい

そう思い始めてから自分の意識や時間の使い方は大きく変わりました。ちょうどそんなことを考え始めた頃に世の中はコロナ一色になり、家で子供たちを過ごす時間が増えたのもあります。

睡眠時間は子供と合わせて、朝ごはんも夜ご飯もできる限り一緒に食べて会話をする。少し前までは子供たちが寝てからが自由な時間だと思ってお酒飲みながらテレビを見たりしましたが、それも辞めました

休日も午前中は子供たちは塾の宿題などやっていることが多いので、その横で自分も仕事しながら勉強を教えたりする。午後は家族で思いっきり遊ぶ。

これだけ意識して子供たちと一緒に過ごす時間を増やすと、子供たちの日々の成長や感情の変化などをかなり感じやすくなります。そして感じやすくなった分、その変化の速度や頻度にめちゃくちゃ驚かされます。

学校の友達や先生とポジティブなコミュニケーションが取れているかどうか、塾に通うことへのモチベーションが高いのか低いのか。その他細かいところも含めて本当に日々感情の変化や成長があるんですよね。

こういった変化や成長は今日、その時でしか気づくことのできないめちゃくちゃ希少性の高いもので、多分次の日や週末では二度と感じることができないものなんだなと改めて思いました。

まさに「取り残される恐怖」みたいなものを感じる瞬間です。めっちゃFOMOっぽい。。

まとめ

ということで個人的に感じている子育てにおけるFOMOっぽい側面について書いてみました!これはもちろん、「Clubhouseなんかより子育てに時間を使え!」みたいなことを言いたいわけではないです。自分も普通に子供といる時にスマホいじったりなんならClubhouse聞くことだってあります。人間だもの。

ただ、そういう自分が楽しむ時間もちゃんと確保しつつ、常に子供たちの変化や成長をとりこぼしてしまう恐怖をポジティブに意識することができると、子供たちが中学生、高校生になって物理的に話せる時間が減ってしまった後に、大きく後悔することもないかなと思っています。

なのでまとめると「Clubhouseも刺激的で希少性あるけど、子供の成長もめっちゃ刺激的で希少性あるよね!」という話でした。


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