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青い歯。花筏。

『BlueTooth』

現代に生ける人がこの単語を見聞きした時、「青い歯」と直訳して解釈しないであろう。

「スマホとイヤホンとかを繋げて音楽とか聴くヤツ」
このくらいのイメージだと思う。
今回はその解像度を少し上げてみることにする。



Bluetooth(ブルートゥース、ブルーツース)は、デジタル機器用の近距離無線通信規格の1つである。(Wikipediaより引用)。

意味はざっとこんなもん(ブルーツースとは絶対読まないが置いといて)。

気になるのは語源だ。
セカイの予想する語源エピはこうだ。


1990年代頃―
機械と機械を通信できる技術めっちゃ出てきたな~、、
なんかまとめた言い方作らないとな~
疲れた。木の下に座ってゆっくり考えよう。

ポトッ
上から歯が落ちてきた。しかも青みがかかっている。

あーね、ニュートンもこんな感じでリンゴが落ちてきたから重力を見つけたワケね。

僕もこの青い歯で…って青い歯?!ワケわからんて!
どうする!こんな感じでスティーブジョブズはAppleと名付けたぞ!!

….よし。じゃあBlueToothでいくぞ。


そんなワケがないだろうというコメントが飛び交うのは自明なので、マジ語源をここに要約して記す。

名付け親は、開発に関わったスウェーデンの通信機器メーカー・  エリクソン社の技術者。ノルウェーとデンマークを無血統合したデンマーク王、ハーラル・ブロタン(Harald Blåtand )の異名「青歯王」からきているそう。
「乱立する無線通信規格を統一したい」という想いから、ハーラル王の異名が名付けられた。

ここで、セカイの予想が大それたものだったことが露になったのだが、ちっとも悔しくはない。思考力のなさをウミガメのスープで鍛え直すことにする。


ほう。王の異名からのインスパイアか。
『BlueTooth』の野郎。意外と奥が深かった語源じゃあねえか。

聞けよ。俺の名前は『井上世界』だ。
いい名だろう?おい青歯よ。

語源バトルしようぜ…!




3時間にもわたる死闘の末、
33-4でBlueToothが圧勝した。


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