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フィクションがないと息が詰まる病

くだらないブログの時間です。得るものはない。ただちょっと、河童の存在をありえないと言いきれないかもしれない気持ちになるかもしれないものを貼ります。

昔から文字をガリガリ書いてボリボリ読むのが好きだった気がするんだけど、ケータイの普及もあり過去に書いたものが部屋やネット上にたくさん残っています。ありがたい。
その中でもお気に入りの、2009年に業務連絡を1往復で終えて続いた濃いEメールのやり取りを頑張って書き起こしてmixiに載せてたのでコピペして載せます。コピペ簡単やなー。スマホ便利やなー。


じ(以下◎):土曜日1時くらい。
や(以下●):いえす、さー
◎でも1時に誰がどこを出発するんやろう?
●それはお楽しみですよ。
◎サプライズってやつですか。
●そうです。
だってパーティーですもの。
◎まぁ。なんなの、この胸の高鳴りは。
●恋よ。
恋に違いないわ。
◎やだ、わたしったら。はしたないわ恋だなんて。
●やだわ、そんなことないのよ。
みんな経験して、大人になっていくんですもの。
◎そういうものなのかしら。
愛って、変なものね。
●そうね、それのために、私たちの体も、ほら、準備されるの。少しずつね。
◎じゃあ、この、鱗も?
●そうよ、今にきっと、美しい女になるわ、男たちが放っておかないくらい。
お母様のようにね。
◎ああ、お母様。写真の中のお母様はいつまでも若くて綺麗ね。
●そうね…、本当に。
あなたは、お母様に似ているのね。
◎近頃、私もそう思うときがあるわ。髪をまとめて、不意に鏡に映ったときなんかにお母様の面影を自分に感じるの。
●お父様も、あなたばかりを溺愛して、ふふ、笑っちゃうわね。
鱗のことは、もうお父様は知っていて?
◎いいえ…お知りにならないわ。お父様も、最近私を見るたびにお母様の思い出話をされるの。なんだか…言い出しづらくて…。
●ふふ、そうね、言わない方がいいかもしれないわ。
あなたはお父様にとって、写真の中のお母様のような、永遠の愛娘なのよ。ずっと変わらないことを、望んでいらっしゃるんだもの。
◎そうよね…もし…私が写真のお母様の歳を越えるようなことがあったらどうなるのかしら。
●いいのよ、そんなことを考えなくても。
ほら、御覧なさい。あなたは今、こんなにも美しい年頃なんですもの。先を見据える必要なんて、ないの…。
◎登っているときならまだしも、今が頂点ならやはり考えてしまうわ。
でも、あなたの言う通り、考えていても仕方のないことね。今を楽しまなきゃ。
●今が頂点なら、それを保つまでよ。今にきっとそうなるわ、今にきっと…。
とにかく、パーティーへ急ぎましょう。さあ、おめかしを。
◎そうね、そうよね。ベティ、ベティや、ドレスを着せて頂戴。それから、頭には、うんと綺麗な花を。
●あと、肩の鱗は隠した方がいいわ。それはね、特別なものなの、だから、出来る限り人目につかないようにね。
◎わかったわ。なら、今日はお父様のお気に入りの、ベビーピンクのドレスにするわ。
●ふふふ、可愛いわよ。やっぱり、まだ成長段階っていう感じがするわ。まだまだあなたは大人になる、美しくなるわ。まあ、そうなった時には…。
◎あら、あなただって私と3つしか違わないじゃない。ふたごみたいだってよく言われるし、私が子どもならあなたも子どもだわ。
●女の子はね、ほんの少しの時間で、大人になることを覚えることが出来るの。特に、あなたぐらいの年齢からね。
◎あら、じゃああなたはもうオトナなの?
●ええ、少なくともあなたよりわね。
いいものよ、物事がどんどんとシンプルになっていくわ。
◎そうゆうものなのかしら。少なくとも私は、お父様にべったりしているうちはオトナにはなれないわね。
●いいのよ、あなたはそのままで。大人にはない複雑さが、今のあなたにはあるの。それもやっぱり、いいものなんだから。
◎なんだかよくわからないわ。ねえ、ベティ。
あら、このドレス…胸が少しきつくなってるわ。



●つづく










続かないです。ぶっ飛んでておもろいけど半分こわいよね。全部フィクションだぜ。

また、当時の日記タイトルから2021年になっても自分が1mmも成長してないわりに根っこは伸ばしてるっぽいことも窺えました。

幸せに生きていこうと思う。

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