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クリパ

概念を壊そう。
パーティーにおいて大事なのは、楽しいかどうかである。奇祭好きなきのこちゃんとクリパという名目でお出かけしようと決めてから、2人の希望したスケジュールは「裁判傍聴」と「消火器の飾り付け」だった。

きのこちゃんは手際がよい。消火器がセロハンテープだけでこんな神々しくなるなんて思わなかった。飾り付けが終わったら、コスプレ会場のように消火器をバシャバシャ撮影した。「実際火事なったら消火器使ったことないし多分逃げるよな」って話してたけど、きのこちゃん帰ってから家の中にもうひとつ消火器見つけた。出入り口がひとつだからかなぁ。火の元には気をつけすぎていこうと思う。

裁判傍聴は行ってよかった。身元を明かさないSNSのアカウント等で覚醒剤や万引きを仄めかしているのをたまに見て「そんなに簡単に犯罪が行われているのか」と思ってたけど、ちゃんといっぱい捕まってはるわ。そして、「捕まったら終わり」じゃなくて「反省したらまた始めよう」って空気で裁判は締め括られてた。少なくとも井上はそう感じたし、あちら側にいるのがいつか井上である可能性は大いにあるのでそのときはきちんと反省したい。また始めさせてほしい。

また、裁判の内容は別として単純に裁判官の読み上げる判決が美しい証明のようだったので、いい時間だった。

最近なんだかまわりがスピリチュアル。
スピリチュアルも宗教も広めなければ自由だと思う。
井上は年末まで消火器を祀ります。

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