vol.2逸見友惠の女性ドキュメント
30代からナレーターを志し、デビューは在学中の「映画CM」からでした。
そんな逸見さんが、ファッショナブルでありながら優しく、映像に声で寄り添ってきたドキュメント「アシタスイッチ」の収録現場をリポートしてくれました!
「急遽の外箱(外部のスタジオ)」ということで、はじめてのスタジオ。
ミキサーさん到着まで時間の余裕があり、ディレクターがカメラをまわしてくれたそうです。
逸見さん、現場に愛されてます^^
【この日の収録は「サブ出し】
ナレーターがよく使う「サブ出し」を知っていますか?
『サブ』とは、撮影現場の「副調整室(ドラマでありがちな、小さいモニターがいくつも並んでいて、「はいCMいきまーす」とか言ってる所)」のこと。
現代のテレビでよくある手法のひとつに【事前に収録してあるVTRを、後日スタジオで観ながら感想を言う】スタイルがあります。ア
シタスイッチの場合は「事前にとってきた海老蔵さんと小泉孝太郎さんのVTR」をさらに「スタジオで田辺誠一さんと徳井義実さんが観る」。
この田辺さんと徳井さんが観る時用の収録が「サブ出し」です。
スタジオでの収録を終えたら、田辺さんや徳井さんのトーク部分をプラスして、サブ出しで使ったVTRを再編集します。
ナレーションもわかりにくい所を直すなど変更が入ります。
この2回目のナレーション収録を「本編録り(ほんぺんどり)」と言います。
つまりナレーターは(サブがある場合は)「1番組に2回収録にいく」のです。
【収録時の「待ち」】
ナレーション収録中は、原稿直しなど「待ち」がよくあります。
数分で済む場合もあれば、映像から修正するなどで数時間かかることも。
これも「最後まで良いものにしたい」と頑張るスタッフたちの熱意。
【マイク位置や姿勢も見所】
「スタイリッシュでありながら、女性ならではの芯の強さと透明感」を感じさせる逸見さんのウィスパー(ささやき声)。
ナレーターには動き回って喋るタイプと、基本的にじっとして読むタイプがあるのですが、逸見さんは自分の内面と外との調和をはかるように、じっとしていますね。
さらに、マイクとの距離感も面白いです。
ささやき声なので、実際はとても小さい声で喋る逸見さんですが、大胆に距離をとっています。録音エンジニアとの信頼関係が伝わってくるようです。
以上、「TVナレーターの収録風景映像」でした!
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