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留学体験記(12) in イギリス

留学先:イギリス Leeds大学
留学期間:2016年10月~2017年7月
留学目的:留学してみたかったから
氏名:飛鷹凌(留学時 薬学部2年)

こんにちは!千葉大学薬学部修士1年の飛鷹凌です。
今回はWorld Caféの企画の1つとして自分の留学体験について書いていこうと思います。
留学してみたいなーという人はもちろん、今は全然考えていない人も「行ってみようかな?」ってなってくれたら嬉しいです。

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・はじめに
私は学部2年生の時に休学し、イギリスのLeeds大学へ1年間留学しました。英語圏という事もあり世界各国から留学生が学びに来ていました。そんな背景もあり、大学側が主催する留学生向けイベントも多く、それらに参加することでコミュニティを広げ様々なことを学びました。

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・留学コースについて
私は千葉大学のプログラムではなく、自分でLeeds大学へ申し込みをして留学しました。留学の手助けしてくれる会社(私の場合はbeo)の力を借りて様々な書類を集めて出願し、無事合格して留学にたどり着きました。私が参加したプログラムは大学付属の英語コースに10週間、その後大学の授業を半期聴講できるというものでした。いきなり英語で講義を受けるのではなく、英語コースという準備期間があるのが長所かなと思います。英語力もそうですが、それ以外の部分でも…それはまた「大学生活」のところで。
プログラムの詳細ですが、最初の英語コースではリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの基本的な技能を学びました。高校の英語の授業に近い形式でしたが、クラスはレベル別に分かれていて、先生1人に対し学生が10人弱(ちなみに日本人とアラブ人が半々)と少なかったので添削などは細かくしてくれました。これを10週間やった後、現地の学部1〜2年生向けの授業の中から選んで聴講できました。私は薬学に関連する授業とそれ以外を半分ずつ選択しました。留学先の単位が千葉大の卒業要件に関係なかったので、自由に選ぶことができました。

・必要な英語力
プログラムの出願に必要なスコアはIELTS overall 5.5(各スコア5.0以上)でした。TOEFLと違いあまり馴染みのないテストだと思いますが、イギリス留学ではよく使われています。私のスコアは基準ギリギリ笑(ちなみにspeakingは5.0。危なかった…)
初めは全然しゃべれませんでしたが、徐々に慣れていったので行ってしまえば何とかなると思います!

・大学生活
英語コースでは課題もありましたが、自由な時間も多く大学主催の留学生向け交流イベントに参加しました。できる限り家で一人にならないよう、積極的に外に出て英語を喋りまくっていました!授業の聴講が始まってからはわからない英単語を調べて予習したり、課題やテストに向けて復習したりと大忙し!それでも上手く時間を作って人と喋るようにしてました。また、学内にはパブやクラブがあり、ハロウィン等イベントの時には友人たちと飲みに行ってました。正直、授業よりもそれ以外の時間の方が英語の上達に重要だと思います!皆さん留学する際には積極的に話すことを意識してみてください。
(↓大学の地下にあるクラブでのハロウィンイベントの様子)

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・休みの生活
年末年始や長期休みにはイギリス国内旅行へ。スコットランドでウイスキーの蒸留所見学、ウェールズでお城巡り、ロンドンの年越し花火etc... ひたすら安い移動経路、宿を探し(長距離バスとホステルには本当にお世話になりました)あちこちへ行きました。また、大学の友人の実家に泊めてもらい、家庭料理を振舞っていただくなんてこともありました。留学プログラム終了後は50日かけて14か国のヨーロッパ周遊一人旅へ!この話はまた機会があれば!

スコットランド(エディンバラ、ネス湖など):本島の北の方。ウイスキーの蒸留所が多くあります。チェックのスカートにバグパイプの民族衣装など、イングランドとは違う雰囲気を味わえます。
(↓エディンバラ城(スコットランド))

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ウェールズ(カーディフなど):本島の西の方。古城めぐりならここ。日本の城とは全く異なった石造りの建造物がいっぱいあります。
(↓カナーヴォン城(ウェールズ))

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イングランド:北の方の湖水地方と南西の端のコーンウォール地方がおすすめです。
(↓ヨークシャーデールズ(イングランド))

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・印象に残ったこと
留学を開始して3ヶ月ほど経った頃、英語力(特に英会話)に伸び悩んでいた時期がありました。「全然英語が話せるようになった気がしない」と落ち込んでいた時、ロンドンの宿で会ったイタリア人がこんなことを言ってくれました。「俺が何を言ってるかわかるでしょ?俺もお前が何を言ってるかわかる。これって英語が話せてるってことじゃん!何を気にしているの?」と。英語はあくまでコミュニケーションの手段なので完璧に話せなくても伝われば良い、と気付かされました。それ以降は細かいミスなど気にせず、英語を話しまくることで上達できたのかなと思います。

【ハプニング】
イギリスに着いた当日は忘れもしません。空港から街の中心部へ向かうタクシーでは運転手が何言ってるかさっぱり。ご飯もどこで食べればいいのかわからず、日本から持って行ったカロリーメイトが記念すべき最初の夜ご飯でした。さぁ寮へ向かおう!とした次の日、街中の地図を見ても大学が見つからず(地図の範囲外でした笑)、やさしいマダムが教えてくれたバスに乗って何とかたどり着きました。最初はこんなでも、最終的にはヨーロッパを一人旅するまでにはなりました!

【留学での収穫】
当たり前のことですが、世界には色々な人がいる。ということを改めて実感しました。そして、そんな人たちと共通の言語である英語を通じてコミュニケーションが取れることに感動しました。何千何万キロ離れていても、地球の反対側でも、今まで聞いたことない国の人とも英語を通じてなら会話することができるんです。これってすごくないですか?笑


・伝えたいこと
拙い文章でしたが、読んで頂きありがとうございました。これを書いていると色々なことが思い起こされ、「また留学に行きたいな。」という気持ちになりました。そういえば、イギリス国内やヨーロッパ一人旅をしました!って聞くと「どうせ元から海外に慣れていたから留学も旅行もできたのだろう。」と思われる方もいるかもしれません。が!海外経験は殆どなく、3歳くらいで親に連れていかれたハワイくらいなもので更新したパスポートの写真は2歳でした。笑 つまり、(ほぼ)初めての海外でも一人暮らし、大学生活、旅行と色々なことにチャレンジできる!もちろん、最初は「できるかな?」と不安になることもありますが、まずはその一歩を踏み出してみてください!その先には新たな世界、交友関係、そして成長した自分がいるはずです。ぜひ頑張ってみてください!!

・その他の写真

セブンシスターズ
ずーっと向こうまで歩きました。柵が無いので落ちないように注意。

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St. Michael’s Mount
イギリスのモンサンミッシェル。残念ながら干潮でした…

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 ロンドン
年始のカウントダウン花火!暗くてわかりづらいですね…笑左の方に光って見えるのがビッグベンです。

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大学の中(よくここで勉強していました)

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大学の図書館(博物館みたいでしょ?)

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