留学体験記(1) inドイツ

氏名:伊藤志帆
学部学年:医学部2年(留学時)
留学先:ドイツ マグデブルク大学
留学期間:2016年9月1日~28日
留学目的:基礎研究交換留学

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【概要】国際医学生連盟(IFMSA)という世界の医学生によるNGOを通じて基礎研究の交換留学をしました。研究だけでなく、他国の医学生との交流も楽しみたいと思っていたので、ヨーロッパ各地から医学生が学びに集まるドイツを希望しました。結果配属されたのは、ドイツ北東部の田舎町、マグデブルクにある大学の産婦人科基礎系研究室でした。
【スケジュール】平日は朝9時前には到着するように研究室へ向かいます。まず教授とその日の予定を確認したのち、実験の作業に取り掛かります。研究テーマは、細胞培養に用いられるウシ胎児血清の効果検証でした。自分の実験作業以外の時間は、研究室メンバーの実験の見学・手伝いや、曜日によってはミーティングに参加しました。15時前後には教授と進捗を確認し、帰途につきました。その後は夕方に友人と待ち合わせて街の中で遊んだ後、店で食事orピクニックorホームパーティをするか、家で過ごしていました。
休日は友人とドイツ各地をドライブしながら観光しました。

【留学での収穫】基本的な研究室内での実験の手技を英語で見学・体験(クリーンベンチ内での操作をはじめとする細胞培養の方法や、フローサイトメトリー、リアルタイムPCR、病理組織標本作成など)できました。また、ドイツをはじめ、フランス、トルコ、ブルガリア、リトアニアなどヨーロッパ各国の医学生と長い時間を共に過ごし、かけがえのない思い出になりました。彼・彼女らと話す中で、それぞれの国の医学教育や医療体制、医師の働き方について生の声を聴くことができ、日本の医療を客観的にみる視点を養うことができました。

【ハプニング】ベルリンのナイトクラブに5人で行ったのですが、なぜかいつも男子だけが屈強なドアマンに弾かれるので、全員一緒に入場できるクラブにたどり着くまでかなり苦戦しました。笑

【観光】マグデブルク:ドイツ北東部の田舎町。一応名所としては現代建築家フンデルトワッサーの集合住宅「緑の砦」があります。有名観光地のようなキラキラワクワクドキドキはないですが、のんびりとした町全体の雰囲気は1か月間暮らすには最適でした。
ベルリン:ドイツの首都で言わずと知れた一大観光地。ベルリンの壁やブランデンブルク門はもちろんですが、個人的には国会議事堂上から見渡せるベルリンの景色がイチオシです。
ライプツィヒ:芸術、文化の町。動物が檻に閉じ込められていない先進的な動物園が面白い。
クヴェードリンブルク:中世の木組みの家並みが美しい世界遺産の古都。

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【アピールポイント】IFMSAは交換留学なので比較的安価に行けます!(1か月分の家賃+昼食費を8万円払えば、あとは航空券と生活費、交友費のみです。留学自体にお金はかかりません。)時期、場所にもよりますが運が良ければ世界各国の医学生と友達になれます!

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