思い出が導くランニングコース

夏休み 帰省自粛要請はでているものの、どうしてもの用事で仕方なしに実家に帰ってきた。前には海 後ろには森 今住んでいる東京の明るさとは対照的に夜になると誰もいない街中 空を見上げれ星空。。。

都会での心のくすみを浄化していく。16年前出ていきたくて出て行ったこの故郷に惹かれている

帰省初日 ステイホーム期間中に日課であったランニングを再開

PM9時スタートのランニング コースなど決めていない。思い出に導かれ自然と足が動く。 たどり着いたのは母校 M中学校 中学生になった21年前にタイムスリップしていく。自分が選んだのはバレーボール部 なぜバレーにしたっけ。母校の周りを走りながら思い出を紐解いていく。新入生は仮入部 ボールなんて触れず1周1kmと言われた学校の周りを走りに行く。引率はベンチに入れない1個上の先輩。記録は3分48秒・・・嘘や  長距離が得意だった私は1km3分48秒と言う記録に愕然する。めちゃ遅くなってるやん。

 21年後「ナイキラン」と言う文明を得た私は全く同じこのコースを走った私は、1周して距離を見てみると1.2km  21年前の悔しさが、まさか今解消されるとは。。。そんなこんなで2周目 体育館から懐かしの音が聞こえる この音は間違いない「バレーボール」が奏でる人と人が「つながる」音だ

現在都会で学校の教師をやっている私にとっては学校関係者以外の侵入なんてもってのほか、しかし、田舎ということがそんな職業の心を軽く打ち破り、自然と裏門から校舎内に引き寄せられる。これが自分の勤務校なら完全に不審者だが、卒業生ということで勘弁願いたい。

バレーボールは人と人が「つなげる」スポーツだ。私は中学校で仲間と先輩と後輩と恩師とつなげる体験をしたから、その思い出を追い求め「教師」という職業についた。

しかし、今の自分はどうだろうか。。。恩師のように本気で子供達と繋がっているのだろうか、、、ちょっとしたことで保護者からはクレームを受け、管理職に迷惑をかけたくない思いから、あえて自分を抑え、教師を続けている自分。変な話、何をしなくても「良い教師」の時代だ。何をしなくても普通に授業をすれば良い先生である。そこに学校としての価値はあるのか。何度も何度も本気になり、本気で叱り、本気で子供達と向き合ってきた

 そんな時に心を折るのは保護者だ 大切な宝物を預かっているのは分かっている。ただ担任しているこの1年だけは保護者よりも私にとって宝物であることもわかって欲しい。それを理解しているためにも自分も自己研鑽しなくてはならないな

もう答えが出た 悩んで星空に逃げている場合ではない

21年前 本気になった場があっという間に落ち込んだ自分を立て直してくれた

部活の思い出 それは大人になってからの 処方箋なのだ

色々な大会が中止になる昨今 大会だけではに部活動 本気 仲間の価値をこれからも私は伝えて行きたい

#バレーボール

#部活の思い出

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